行列店と非行列店

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先々週の話ですが、ふと生シラスが食べたくなり、江ノ島に行ってきました。

カタクチイワシの稚魚をシラスと呼ぶことが多く、
通常 は釜揚げ、すなわち一旦茹でてから食べることの多い魚です。
鮮度の劣化が早いため、生のままのシラスはなかなか流通には乗らず、
普段お目 に掛かるのは釜揚げされた後の、白い状態のシラスです。

生シラスを食べるためには、水揚げされた地場に行くしかないわけで、
首都 圏でシラスの水揚げで有名なのは江ノ島付近
特に江ノ島エリアは漁師が 仲介問屋を通さずに直接販売できる体制となっており、
スピーディかつ安価に我々の口に入るのです。


この時期、江ノ島では 至るところに「生シラス」を出す店が多々ありますが、
何と言っても有名なのはシラス料理専門店「とびっちょ」で す。
http://www.tobiccho.com/_index.html

多 くのメディアで取り上げられていることもある有名店。

…ということで、激混みです。

11 時開店ですが、10時過ぎには人が集まりだし、10時半頃には既に開店待ちの
人がわさわさと。開店時に既に2時間待ち(推定)ぐらいの人がいま す。

その隣にも「生シラス丼あります」な店もあるのですが、
店員さんの懸命の客引きも虚しく閑古鳥が鳴いています。


我 が家は小さい子ども(2歳)連れということもあり、2時間待ちはきついので
隣の閑古鳥な店(名前忘れました)へ。

生シラス丼であ る以上、鮮度はとびっちょと差がないでしょうし、
味付けもあくまで生シラスがメインなので大きな差はないでしょう。

丼に乗ってる 生シラスの量とか、コストパフォーマンス面での評価に違いが
あるのかも知れませんが、混雑度の違いはどちらかというと、
メディアへの露出量や、それを生み出すマーケティング戦略の 差、
という判断をしたわけです。

要するに待ち行列により発生する時間コストを埋めるほど
クオリティに差はないだろう、と いう判断です。


ということで、閑古鳥な店に入店。

久しぶりの客だけあって、暇を持て余し気味な店員さんはこまめ に
お茶を運んでくれたり、幼児向けの食器セットを用意してくれたり、
手厚いサービスを提供してくれました。

問題のお味の 方ですが、生シラスが十分乗っており、こちらも満足。


行列店とそうでない店。

求めるニーズによっては、敢えて行 列店に行かなくても
十分満足できるものですね。


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