【キヤノンマーケティングジャパン】のIT事業戦略について

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キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、先週4月24日、
2009年1~3月期の業績とグループのIT事業戦略に関する
説明会を開催しました。

キヤノンMJの浅田和則専務ITSカンパニープレジデントは「お客様の
視点に立ち最適なソリューションを提供する」と力説していました。

現在、キヤノンMJはグループのIT事業の売上高を早期に3000億円
規模に引き上げる「ITS3000計画」を進めています。

その計画のキーとなるのが、グループのIT関連事業の中核を
担っているキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)です。

同社は、SAPやオラクルなどパッケージソフトの販売・導入が主力で、
独自製品やサービスは少なかったため、今後は独自製品/サービスの
充実によって、競合他社との違いを出していく方針です。

また、プライムの顧客基盤の強化も急いでいます。現在プライムの
顧客の比率は約70%ですが、キヤノンITSの武井尭社長
「これを80%程度にはしたい。一定の規模の顧客で長く付き
合えるお客様を増やしていきたい」としています。

キヤノンITSの2008年の連結売上高は751億円で従業員数は
4406人。アルゴ21など複数のインテグレータとのM&A
(合併・買収)を繰り返して事業規模を拡大してきました。

2009年の売り上げは約900億円を見込んでいますが、
不況が深刻化する中で「ITは過当競争になっており、
案件が減少している」(武井社長)。

そんな中でも成長を続けていくには、新たな成長戦略を打ち出す
必要に迫られています。

競争激しいIT業界にて、潤沢な資本と今まで築き上げた豊富な
コネクションを兼ね備えた同社に、今後も注目していきます。

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