昨今の不景気の影響はIT業界にも少なからず影響は出ています。
そんな中、不況の波も関係なくIT投資が豊富なのはクレジットカード業界です。
IT業界各社、クレジットカード関連の案件を受注し、
即戦力になりうる人材の確保に躍起となっております。
何故、クレジットカード業界は盛況なのでしょうか?
その要因としては、以下3つがあげられます。
(1)業界再編
カード業界は最近5年~6年に渡ってメガバンクを軸とするクレジット
カード会社の争奪戦争(再編)を行ってきましたがここにきてようやく
終息した感があります。
これから先は本格的に対外接続システム開発や各社独自の基幹
システムの開発など大型案件がたくさん控えています。
<主なメガバンク系クレジットカード企業グループ>
■三菱東京フィナンシャルグループ
・三菱UFJニコス株式会社(ニコカードス)、
株式会社ジャックス(ジャックスカード)を傘下
■三井住友銀行
・三井住友カード(VISA)
・株式会社セディナ
(セントラルファイナンス、クオーク、三井住友フィナンシャル
グループのオーエムシーカードが2009年4月に合併)
■みずほフィナンシャルグループ
・ユーシーカード株式会社(UCカード)、クレディセゾン(セゾンカード)、
株式会社オリエントコーポレーション(オリコカード)を傘下
上記三大バンク系列と天下の『JCB』の勢力図となっています。
JCBは、旧三和銀行系列であり、現在の三菱UFJフィナンシャルグループですが、
JCBの母体があまりにも大きくなっているため、グループ色に染めるのは
困難なためグループ扱いはしておらず独自性を保っています。
因みに、JCBは世界の5大クレジットカードのひとつであり、日本を発祥とする
唯一のブランドです。
(2)サービス機能が多角化
現在、顧客消費にはカードは欠かせない時代となっています。
今後も、カードショッピングの収益をどうやってあげていくか、
各社カードサービス機能(ポイント制度、百貨店、小売店、旅行代理店との
提携等々)の追加を予定しています。
(3)法律改正
改正貸金業法や、改正割賦販売法などなど、国の法律が変われば
おのずとシステムも修正する必要が出てきます。
以上の主な要因により、クレジットカード業界は向こう数年は案件が目白押しです。
クレジットカードの開発経験があればベストですが、
金融系システムの開発経験者でも、採用を検討する企業は多々あります。
是非ご関心がある方は御連絡下さい。