こんにちは。
先日、富士通が、携帯電話向け基本ソフト(OS)で
世界最大のシェアを持つ「シンビアン」の普及団体である
「シンビアン・ファンデーション」の中核メンバーに
加わったと発表しました。
「シンビアン」はノキアが今年2月に買収した英企業が
開発したOSで、スマートフォン(高機能携帯電話)向けでは、
5割超のシェアを持っています。
米グーグルの携帯向け無償OS「アンドロイド」に対抗して、
無償化を決め、普及拡大を目的とした非営利団体
「シンビアン・ファンデーション」が
今年4月に設立されました。
同団体は、フィンランドのノキアや、韓国サムスン電子など
他の中核メンバーとともにシンビアンOSの機能向上や
普及を主導し、覇権争いが激化している携帯OS市場での
シェア拡大を目指しています。
同団体には携帯電話会社や携帯メーカー、半導体メーカー、
ソフトウエア会社など世界150社以上が加盟しており、
日本勢では富士通やシャープ、NTTドコモがメンバーに
なっています。中核メンバーは8社でしたが、
富士通が加わり9社となりました。
今後、ますます競争激化が予想される国内外での
携帯OS市場に注目です。