こんにちは。
日本IBMはシステム開発で利用する要件定義書、設計書などを
自動的に検証することで、設計品質を向上させるソフト
『ドキュメント品質検証ツール』を開発したと発表しました。
このソフトは、自然言語の解析技術と、論理構成をモデル化して
解析する技術を組み合わせたそうです。
2011年から日本をはじめ世界のIBM拠点で導入、
年100件程度の開発案件に利用する方針とのことです。
要件定義書や設計書は技術者がプログラミングを始める前の
段階の文書で、通常ワープロや表計算ソフトなどで作られています。
同ツールを実際の大型案件数十件に適用したところ、
1プロジェクトで数千の矛盾点を発見したこともあったそうです。
要件定義書や、設計書の検証は現在、技術者が目視で行っています。
この自動検証ソフトの導入で単純ミスをなくすことが出来て、技術者は
より複雑な問題点の発見に注力できます。
上流工程の見直し作業の手間が省け開発効率が向上。
しかも新ソフトは日本語遺体の言語にも対応しているそうです。
こういった便利なツールが出ることイコール、マーケットから技術者へ
求められるスキルレベルが更に高くなることを意味していることを感じます。
ドキュメントの品質もしかり、開発工程は人件費の安い海外へ。
今後ますます、付加価値のある人材が必要とされています。