【インタビュー】社長室→コンサル→独立の異色キャリアを歩む中田さんが意識する「20代はマインド×スキル×ナレッジ、30代は◯◯」

中田 元樹様

DIK代表 中田元樹氏

1984年生まれ 早稲田大学教育学部卒  教育業界からのコンサルタント転身後、データ分析を強みとし様々なプロジェクトで活躍。 現在は独立しDIK代表として企業向けコンサルティング・研修事業や新規サービスの開発を展開。コンサルファーム時代に「神」と称されたスキルを公開するエクセルセミナーは学生、社会人問わず人気を博している。Twitter@HealthyNakata

独自の「変革」を起こしたい

現在4つの事業を手掛けるDIK代表 中田元樹氏は、元々は大手企業の社長室担当だった。 20代で大手塾の校舎長を務めあげ社長室へ抜擢された際、間近に見る経営者の背中に「自分も何かを創り出す側にまわりたい」という思いに駆り立てられ、コンサルティングファームの門を叩いた。

コンサルタントとしてスキルを磨いた後、33歳で独立。 現在は、企業へのコンサルティングに留まらず、「洗車サービス」「飲食店支援サービス」などの事業を展開する傍ら、「エクセルの神」と呼ばれエクセルセミナーを行うなど多様な顔を持つ。

そんなコンサルタントとして異色の経歴の持ち主に、社長室→コンサル→独立とどのような意思決定しキャリアを作ってきたのか、また、各業界から絶え間なく声がかかる秘訣を聞いた。

社長の姿を間近で見た社長室時代

―まずは、新卒で就職された教育事業会社時代のお話を教えてください。

はい。教育学部出身だったので、自然に教育業界への道を選び東進ハイスクールなどを運営する株式会社ナガセに就職しました。校舎マネジメントなどを経験し、27歳で社長室に呼んでいただく機会に恵まれました。このころは独立や起業という発想はなく、将来的に株式会社ナガセの経営陣になりたいと 思っていました。

―社長室時代に特に印象に残っていることはありますか。

20代で社長の間近で勉強できたことが貴重な体験でした。 社長は、どこよりも早く授業を完全映像化したり、画期的な事業方針を採用し、積極的にM&Aを繰り返すなど、自分の作りたい社会を創り上げるためのリーダーシップ、実現力と推進力に圧倒されました。

―そんな社長の姿を間近で見たことで、起業などを意識され始めたのでしょうか。

そうですね。社長と同じように「自分だけの事業をつくりたい」という気持ちがだんだんと根を張っていくのを感じていました。ただし、当時は「起業したい!」という衝動があるだけで、やりたいことが見つからない自分に焦りも感じていました。また、自分に何ができるかも自信がないという状態でした。

―企業幹部としてのキャリアもあった中で、最終的にはコンサルティングファームへの転職を決断されます。決め手になったものはなんだったのでしょうか。

当時、私の周囲で起業が働く選択肢の一つになりはじめた時で、特に『自分が担当していた校舎の生徒が起業した』のも自分の背中を押してくれたきっかけでした。20代で社長室に呼んでもらったことへの恩義とその恩を会社に返せていないのではないかという葛藤もありましたが、「やりたいことが見つからない」という劣等感、潜在的なコンプレックスも後押しになりました。

まず確固たるスキルと実力をつけなくてはいけないと思い、能力を最短で高める仕事、最も修行に適した仕事は何か?と考えるようになりました。そこで候補として考えたのが、コンサルタントか外資系金融機関でした。漠然としたイメージでしたが、若いうちに身を置くことで最も力がつく業界だと考え、コンサルタントへの転職チャレンジを決断しました。

スキルを高めサバイブしたコンサルティングファーム時代

中田元樹様

―そうして飛び込んだ世界ですが、全くの異業種からのコンサルタント転身ということで戸惑うこともあったのでは?

コンサルティングファームは、事業会社とはそもそも求められる筋肉が違い、自分がいかに事業会社の庇護の元で働いていたかを痛感しました。コンサルタントは課題の特定、アプローチの検討、アウトプットまで、個人の力で当たり前のようにやってのける。

事業会社では社内で求められているものを漏れなく理解することが必要とされていたのに対し、飛び込んだコンサルタント業界はまさにゼロイチでアプローチを作ることが仕事でした。また、そもそものドキュメンテーションスキルやマインドのレベルが全く違うので、毎日死ぬ気でキャッチアップして土日はベッドから動けない、そんな日々が続きました。

―『未経験からコンサル』の壁に対してどのように乗り越えましたか?

早い段階で自分がデータ分析に向いていると気づけたのは大きかったと感じています。よく「コンサルタントには『芸風』がある」と表現されたりしますが、「何を伸ばせば社内のプロジェクトで必要とされ、結果が出せるのか」常に考えながら課題に向かうことを大切にしていました。少しずつですがお客さまから「中田さん、xxの件ですがどうしたらいいでしょうか」など、頼られ相談されるようになってきたのがブレークポイントでした。

ただ、初期にアサインされたプロジェクトが偶然データ分析のものが多かったこともあり、続けられたのは運もあったなと今では感じます。

サイドプロジェクトから始めた独立準備時期

―順調にコンサルタントとしてスキルを伸ばす中、どのように独立への思いが高まっていったのでしょうか。

スキルや知識が増えると、東進時代には思いつかなかった事業アイデアをいろいろと思いつくようになりました。英語が喋れるようになると、英語を使った仕事がやりたくなるのと一緒で、できることが 増えるとそれに連動してやりたいことも増えることを実感しました。思いついたアイデアをもとに、すぐに準備を開始しようと思い、土日を使ってプロジェ クトを始めました。

―サイドプロジェクトは具体的にどのように進めたのでしょうか。

まず、大学生のインターン生を集めました。東進の校舎運営時代に学んだ、大学生をスタッフとして雇い、戦力化するチームビルディングの手法を活用しました。毎週土日に、大学生とアイデアを共有して、どう実現するかなど会議をして、平日は大阪に出張してコンサルをする、という生活が始まりました。

―その後、コンサルタントとしてのスタートから数年で完全独立を果たされます。当初、不安はありませんでしたか。

もちろんありましたが、会社を辞めても大丈夫かもしれないと思えたのは、応援してくれる人が増え自分の周りにコミュニティをつくることができたと感じたからでした。そこでビジネスをまわし挑戦を楽しみたいという心境に変わったことがターニングポイントだったと思います。

アセット×リレーション×リザルトで
機会を広げ続けている独立後

中田元樹様

―独立後は、どのようにチャンスを掴んでいったのでしょうか?

「コミュニティを自分でつくれる人が強い」という考えは常に頭の中にあったので、積極的に人と繋がろうと行動しました。その過程で、元リクルートエージェントで現在は株式会社morich代表の森本千賀子さんなど各業界のタレントとの縁があり、今では一緒に事業を動かしてくださっています。

―現在も複数の企業の役員を務めるなど着実に実績を積み上げています。何を意識して具体的にどのように行動されたのでしょうか。

必要な能力は年齢とともに変化していき、
20代 マインド×スキル×ナレッジ
30代 アセット×リレーション×リザルト
という能力の構成要素を意識して成長することが特に重要だと考えています。

スキルやマインドのような自分の中に内包される力を伸ばすことも大切ですが、30代、40代とキャリアを積むうえで、社内外の人脈や、実績を積むことで得られる信用など、より自分の外にある力を活用する能力が求められてくるように感じます。

特に、リレーションに関しては、自分にはない能力を持った”タレント”に会いに行き、つながる、ということを意識しています。私のチームには、SEOの専門家や営業のプロフェッショナルなど、各側面のタレントが集まっていますが、意識的にタレントを探し続けた結果だったと思います。

現在の事業展開と今後の展望

―現在展開されている事業について教えてください。

はい。BtoBの洗車サービスを中心に、業務・サプライチェーン改革コンサルティングや飲食店ユーザー向け決済アプリの開発(株式会社ispec)などがあります。また、コンサルタント時代に身につけたドキュメンテーションの力を活かして、ExcelやPowerPointの研修もしています。

―事業ジャンルが多岐にわたっている印象を受けますが、何を基準に選ばれているのでしょうか。

一見して変わっていると思われる4つの事業の共通点ですが、「革命性=レボリューションが起きるかどうか」と「スキームの魅力」がスタート時の判断材料です。

特にAIRWINGという洗車サービスですが、美容院や住宅展示場などの法人と契約し、来店されるお客様に無料で洗車を行うというモデルを展開しています。今、洗車は、洗車機などでお金を払って行うか、自分で洗車するか、というのが常識だと思います。この事業を推進していくことで、洗車をするのに、お金も時間もかからない世界。そのような世界が創れると考えています。

実は元来車好きというわけでもないんですが、初めてビジネスモデルを考えたとき、洗車業界に変革をもたらすビジョンが明確に見えました。

―多くの事業を動かす中で、DIKとして強みに感じる部分はどこでしょう。

チームの強さを実感しています。現在は大学生インターン生のみならず社会人の各分野の専門家も含めて50人程のチームができていて、新規事業にはDIKチームとして参画しています。そうすることで、事業が方向を変えるときにも混乱が少なく、攻守転換のタイムラグがなくなるんです。

各プロジェクトへのコミット度合いは時期で都度変わりますが、平均すれば自然と等分くらいになっている気がします。

バラエティに富みながらも一つ一つのサービスを前に進めることができるチーム体制が強みですね。

―中田さんご自身の今後の展望を教えてください。

自分の将来の姿としては、人の生き方・働き方を変えるような仕事をしたい、洗車事業のAIRWINGのように革命が起きるポテンシャルのあるサービスをどんどん世に送り出したいという思いが根底にあります。 革新性の高いサービスを多数生み出すプロジェクトメーカーでありたいと考えています。

少し大きな目標を立てておいたほうが今の位置を意識する材料になるので、今は2020年に100プロジェクトのデリバリーを目標に掲げています。

―最後に、独立を目指すコンサルタントの方へのメッセージをお願いします。

「やりたいことを探すより、できることを増やしていく」ということが大切だと感じます。 3年くらい先まで、今できることを通じて自分の状況が見えているというのが私自身の指標で、なにかひとつに決める必要はないと考えています。

事業アイデアがあったらまずは仲間を集めるのも一つの手です。人が集まれば、事業は加速していきます。チームでアイデアを実現していくワクワク、形になっていく喜びはひとしおです。

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今回は、中田氏の経験を通して、事業会社からコンサルティングファームへの挑戦、そしてコンサルティングファームからの独立というキャリアをお届けしました。

これからコンサルティングファームを目指す方や現役コンサルタントでネクストキャリアに悩まれている方のお役にたてればと思います。

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