【外資系IT企業でSEとして活躍する人材の転職事例】大手コンサル会社4社、事業会社2社内定の中からメガベンチャーを選択。その背景と転職したからこそ気がつけた自身の適性とは?

新卒で外資系IT企業に入社し、SEとして大手銀行のインフラを構築・運用。その後、〈上流に携われる仕事〉という軸で転職活動を開始。戦略ファームや事業会社など複数の内定を獲得し、最終的にはメガベンチャー事業会社を選択。戦略コンサルと事業会社を比較し後者を選んだ背景と、転職したからこそ気がつけた自身の適性について伺った。

SEとして順調にキャリアを積んだ外資系大手IT企業での在籍時代

―Sさんは経済学部を卒業後、外資系大手IT企業にSEとして就職されています。当時どのように就職活動をされたのか教えてください。

就職活動が本格化する前に少しインターンをしてみようと思い、ベンチャー企業で長期インターンをしていました。

実際の仕事を体験し、社会人と働くことが企業選びの際に重要になるという考えがありました。ただ、そこまで深い理由があったわけではありません。一番は何かアクションを起こさなければという不安感と、前に進みたいという気持ちがきっかけでした。
そこで営業の仕事、と言ってもほとんどテレアポだったのですが、週3回半年ほど続けました。
しかし、インターン先での経験で「営業は嫌だな」という意識が芽生えてしまい、、、就職活動では「営業職以外」というのを軸にしていました。

―ベンチャーでのインターンを経て外資系大手IT企業へ就職されましたが、どのような考えで就職先を選ばれたのでしょうか。

今も同じかもしれませんが、当時はベンチャー企業対大企業の対立論が盛り上がっていました。私も煽りを受けて規模の小さなベンチャー企業を中心に受けていました。
最終的に何社か内定をいただきましたが、入社したのは唯一大企業で受けていた前職の外資系大手IT企業でした。
前職を選んだ理由は2つありまして、内定者や社員の方と触れ合っていた時に優秀な方が多いと感じることが多かったのが1つ。
もう1つはベンチャーに行って自分が最初から即戦力として活躍できる勇気がなかった、というのが正直なところです。

―どのような業務を担当されましたか。

ITインフラを担う事業部の、金融業界を担当する部署に所属していました。そこでメガバンクの専任部隊として、主にクライアント企業に常駐して仕事をしていました。
システムの基盤を構築・運用する業務の中でも、特にデータウェアハウスを扱っていました。実際に自分が技術的に手を動かすよりは、プロジェクトマネジメントをリードする方が多かったです。

―入社前後でギャップを感じることはありましたか。

ギャップは特に感じませんでした。なぜかというと、事前に仕事へのイメージを持たないようにしていたからです。まだ社会人経験もないのに、自分の持っている知識の中でどれだけイメージしても、絶対に実際の仕事をイメージするのは難しいと思っていました。
であれば、無駄に期待するよりも配属された場所やコミュニティに溶け込んでいくしかないだろうと考えていました。

―やりがいや身についた視点などがあれば教えてください。

やはりお客様に喜んでもらえるときですね。業務内容にかかわらず、任された仕事に対して、相手の期待値を越えるアウトプットを出し、お客様から「ありがとう」と言われるのは本当にやりがいを感じました。
また、多様な価値観、考え方を持つ人と接する機会が増えるのが、社会人と学生との大きな違いだと思います。
相手の価値観を受け入れ、否定しないという自分の中の一つの軸は前職で育ったと思っています。そこは現職でも活かされていますし、現在も周りの方から評価していただいています。

知り合いの戦略コンサルタントと話したことをきっかけに上流への興味が生まれる

―順調にキャリアを積み重ねる中、どのように転職への意識が芽生えたのでしょうか。

元同期の紹介で、ある戦略コンサルタントの方と話をする機会がありました。
上流から仕事に携わる楽しさを聞くことができ、興味を持ったことが転職活動を始めたきっかけです。 それまでは、仕事に対して小さな不満はありましたが、転職しようと思うまでには到りませんでした。

―転職活動の準備で苦労されたことはありますか。

最初は、自分が本当にやりたいことを整理するのが大変でした。転職のきっかけは知り合いのコンサルタントの方からお声掛けいただき、なんとなく転職活動を始めてみた。何となくではあるが上流からクライアントの仕事を解決することには興味があり、自分で決める側に立ちたいという思いはある。
ただ、具体的に掘り下げられた時に、本当は何をしたいんだろうとか、転職活動に踏み切るほどの思いなのだろうかとか、悩みや葛藤がある中で自分の気持ちを整理するのが大変でした。
根本にある自分の考え方を整理することが一番大変でしたが、整理できた後はスムーズに進みました。

―具体的にはどのように転職活動を進めましたか。

当時はコンサルティング業界と、現職のIT・ネットマーケティング領域に特化した2つの事業会社に絞って転職活動をしていました。
企業選びの際には、〈上流に携われる仕事〉という軸と、〈自分が決定者側になれる仕事〉という二つの軸がありました。
AXISのキャリアコンサルタントの方が、自分の話をまずは受け止め、咀嚼し、理解した上で提案してくださったことに感謝しています。
最終的に、大手総合系を含むコンサル会社から4社、事業会社から2社内定をいただきました。

―最終的には事業会社へと転職されましたが、どのような軸で企業を選んだのでしょうか。

コンサル会社の方が、事業会社で働く同じ年代の人と比べても任される仕事の質や量が高く、成長できる環境があることは周りの方から聞いていました。自分の年齢を考えた時に、一度コンサル会社に挑戦し、自分の基礎的なビジネススキルを高めてから事業会社に行くのも遅くはないとは考えました。

ただ、振り返ってみると前職ではクライアントに提案はするものの、最後は「決めてください」で終えてしまう点にもどかしさを感じることが多かった。 転職活動を進める中で、<決定者側になれる仕事>の軸の優先度が高いことに気づき、最後は事業会社に決めました。

事業会社に転職したからこそ気づけた自分の適性

―現職での業務内容を教えてください。

グループ会社全体のプロジェクトマネジメントを担う部署に配属し、今はグループ会社内の経理業務の自動化、電子化の案件に関わっています。
同じ部署のメンバーよりも、プロジェクトチームを組んで、各関係部署から集められた人をまとめながら目標にリードしていく仕事がメインです。

―転職活動時の〈決定者側になれる仕事〉に就くという目標は達成されていますか?

はい。ただ、そういう機会が与えられる点では達成されていますが、自分ができているかというと今は苦労している段階です。

―具体的に「苦労している」点を教えていただけますか。

前職はSIerに近い職種であり、仕事では「HOW」の部分が求められる。お客様の要件があって、それをどう進めるのかが問われます。
今は「そもそも何をやるのか」「何のためにやるのか」「どうあるべきなのか」を考えることが求められています。
ただ、そこを考える時に、正直「どちらでもいいな」と思う機会が多く、思った以上に自分に意思がない点に悩んでいます。まだ業務に対して深い知識がないため、こだわりが生まれてこないのかもしれません。

ただ、「克服せねば」という気持ちではなく、むしろHOWを突き詰める方が自分は好きなんだという気づきが得られたなら、今度は会社内でHOWの部分を生かして仕事ができれば良いと思っています。

―現職の仕事環境や一緒に働くメンバーの方々はいかがですか。

働き方は、自由度が高いと思っています。やるべきことをやれば時間の使い方も自由ですし、服装も自由です。ただ、働く時間、出社時間、退社時間は自由なんですけど、労働時間の管理がものすごく厳しくて、毎月上限が決められていて、絶対にそこは守るという会社の方針が徹底されています。

また、周りのメンバーには、元コンサル会社出身の方が多いです。マネージャーまで経験されていた方もいます。会社の社風はトライ&エラーですが、プロジェクトマネジメントを担う部署なのでロジックを大切にする部分が強いですね。非常にスキルフルで、良くも悪くもコンサルっぽいかもしれません。

―今後のご自身の展望を教えてください。

現職では、すでに決まった案件ではなく、案件自体を自分で作り出すことに挑戦したいと思っています。
また、元々SEだったこともあり、ITスキルを高めることにも関心があります。何かを極める職人的な方向に進むのも一つの道だと思っています。

―上流を志向されて事業会社やコンサル会社を目指される方も多いかと思います。最後に、転職をお考えの方にメッセージをお願いいたします。

もし転職を少しでも考えているのであれば、すぐに行動すべきだと思います。気持ちを整理できないまま仕事を続けていても、おそらく成果は上げられないですし、自己満足度も低くなってしまいます。
企業の方やエージェントの方のお話を聞いて知見を得ることは確実に自分の人生にとってプラスになります。大切なことは、転職する、しないの選択は一旦置いておいて、まずは一歩目を踏み出すことだと思います。「迷っているならすぐに」ですね。

また、違う会社に行くと、文化も、人間関係も、考え方も、仕事の進め方も違うので、コンサル会社や事業会社など業種や職種に限らずギャップは当然あります。でも、ギャップを恐れて動かないのは自分のためにはならない。ギャップはないかなって悩むのではなくて、ギャップがあることは当然受け入れおいた方がいいと思います。同じ会社でさえ、働く人や部署それぞれに違いがあるのですから。

 

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