組織に内在している可能性を最大限に引き出し、組織活性化(及び再活性化)を図る独自のコンサルティング手法"アクティベーションマネジメント"を用いてコンサルティングサービスを提供するアクティブアンドカンパニー。「人的資源管理」と「組織行動学」の考え方を基軸に、組織内部と組織外部に対するアプローチを行い、組織活性化を実現するコンサルティングファーム。今回はマネジャーの中野氏にサービスの特徴や昨今の傾向などのお話をお伺いした。
御社の設立の背景を教えて下さい。

代表の大野は総合人材ビジネスから外資系コンサルティングファームを経て起業しています。
総合人材ビジネスでの労働者の目線、外資系コンサルティングファームでの経営者という目線の間のギャップが大きいことを痛感し、そのギャップを埋めることができるコンサルティングサービスを提供したいと思い起業しました。
御社のプロジェクトにおける近年のトレンドについてお聞かせください。
近年、お客様の求めるレベルが非常に高くなってきております。以前は、方針を立て提案することがメインでしたが、現在は浸透・定着化まで求められています。
また、それと同時に求められるものが多様化してきており、複数のテーマでの依頼が多くなっています。例えば、人事制度・育成体系構築・取締役研修など、複合的なアプローチが増えてきているのも事実です。
御社の組織体制とプロジェクトの進め方についてお聞かせください。

お客様の状態や方向性、プロジェクトによって異なるので、一概には説明できないのですが、一般的には、現状分析(資料分析・インタビュー等)をすることで現状把握・課題抽出を行い、それぞれの課題に応じた解決策を策定した上で進めていきます。
弊社では、常駐型ではなく訪問型でプロジェクトを進めています。
お客様との打ち合わせやミーティング以外は、基本的には社内での業務になります。
その背景には、いくつかのメリットが存在します。
まず、一つ目は、お客様側では、弊社プロジェクトメンバーを常に拘束しているわけではないので、コスト面でメリットがあります。
弊社側のメリットとしては、自社にいることで複数のお客様の対応をすることができます。
その分、タフワークにはなってきますが、キャリアの面では非常に濃密な経験を積むことが出来るのではないでしょうか。
また、常駐型ですと、お客様のミーティング最中など待ちの時間が多々発生しますが、その時間を無駄にせず、効率的に業務を行うことができるというメリットもあります。
また、プロジェクトを進める際には、お客様の従業員の中から、タスクフォースチームを結成して頂き、従業員代表として、従業員の意見を集約する立場としてプロジェクトを進めて頂くようにしています。こうすることによって、弊社もお客様組織の経営視点だけでなく、従業員視点も含めて検討・遂行することが可能になります。
他ファームとの差別化ポイントについてお聞かせください。
高品質なサービスが挙げられます。弊社では、業界で初めて人事制度構築プロセスにおけるISO(品質マネジメントシステム)を取得しております。
取得している背景としては、二つあります。
一つ目は、サービスの可視化による安心感の提供です。
コンサルティングという目に見えないサービスに対し、ISOを取得することで、プロセス・成果の明確化を実現できます。そこから、お客様への安心感・信頼感を得ることが可能になります。
二つ目は、サービスの標準化です。
コンサルティングサービスは、担当コンサルタントによるレベルの差が生じ、進め方に属人的な部分が出てきてしまいがちです。サービスの標準化を図ることによって、基準となるものが明確になり、その基準に則った形でお客様へ最適なサービスを提供することができるようになり、品質を担保することも可能になると考えています。
また、弊社は、単なる組織・人事コンサルティング会社ではなく、経営コンサルティング会社だという認識を持ち、サービス提供を行っています。
人は目指す方向性がなければ動き出すことが中々難しく、単年度の短期的な目標のみでは、動機として弱い部分があります。その為、「理念」や「ビジョン」、「中期経営計画」「事業計画の策定」などの中長期的な視野を踏まえ、コンサルティングを行なっています。つまり、お客様の経営課題から見た組織・人事領域のコンサルティングサービスを提供しています。
御社が得意とする「アクティベーションマネジメント」ついてお聞かせください。

弊社では、アクティベーションマネジメントと言う独自のコンサルティング技法を用いてコンサルティングを行っています。アクティベーションマネジメントとは、「人的資源管理」と「組織行動学」の考え方を用いて、組織の内部に対する直接的なアプローチと、組織の外部からの間接的なアプローチを行い、業績向上に寄与する組織活性化コンサルティングです。具体的には以下の領域に関するコンサルティングを行っています。
・方針・戦略策定領域(あるべき姿に向けた方針や戦略を策定する)
方針・戦略策定領域では、「経営理念」「企業理念」「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)」「ウェイ」の策定及び、企業に内在する「ビジネス資産の可視化」に基づく事業価値転換を図ります。
・HR領域(組織・人事における問題を解決し、人材マネジメントの最適化を図る)
HR領域では、「人事制度」「人材育成」「人材採用」に関するコンサルティングを行い、人材マネジメントの最適化を図ります。
・コミュニケーション領域(コミュニケーションの円滑化を図り、組織に一体感を醸成する)
コミュニケーション領域では、「組織内コミュニケーション」に関するコンサルティングを行い、一体感のある組織作りを実現します。
・ワークプロセス領域(業務及び管理体制の見直しを図り、ビジネスプロセスの最適化を図る)
ワークプロセス領域では、「コミットメント(目標管理)」「カスタマー(顧客満足)」「プロセス(業務改善)」に関するコンサルティングを行い、生産性及び価値向上に寄与するビジネスプロセスの最適化を図ります。
・マーケティング領域(組織活動の認知度を高め、ブランド価値の向上を図る)
マーケティング領域では、「マーケティング戦略の立案」「対外的コミュニケーションプランの企画・設計」を行い、組織活動に関するブランド価値の向上を図ります。
・診断領域(人・組織に内在する問題や課題の明確化を図る)
診断領域では、個人・組織を対象としたサーベイを行い、内在する問題や課題の明確化を図ると共に、組織活性化に向けた解決の方向性を明らかにします。
サービスの導入事例が弊社コーポレートサイトに掲載されていますので是非、ご参照下さい。
http://www.aand.co.jp/case/index.html
御社の選考で重視しているポイントをお聞かせください。
①会社(お客様・弊社)を良くしたいと本気で思っているか。
タフワークの中で、自分目線だと心が折れてしまうため、自分の能力を高めるためというよりも、お客様・弊社のことを本気で考えられる人物かどうか。
②時間・段取り力
複数プロジェクトが走るので、時間の使い方などの段取り力が求められます。
プロジェクトマネジメントを経験されている方は、その辺りの勘所を把握されているので、入社後のキャッチアップが早いかもしれませんね。
③経営者視点を持っているか
組織全体を考えているか?現職の会社を組織的にどう見ているか?など、普段から問題意識を 持って、業務に取り組んでいるかどうか。
最後に御社を志望される方へメッセージをお願いします。

以上のような志がある方は、是非ご応募いただければと思います。
本日は貴重なお時間どうもありがとうございました。