「変革請負人（チェンジエージェント）」。それは経営革新を目指す企業に質の高いコンサルティングサービスを提供し、クライアントと共に確実に目的を遂行できるプロフェッショナルのこと。厳しい経営環境の中、誰もが生き残りを賭けた競争を余儀なくされている状況にあって、こうした変革請負人を求める声が高まっています。
「変革請負人（チェンジエージェント）」を標榜し、その使命を果たすべく、豊富な経験と実績を活かして、地場企業の経営環境に最適な仕組みを提案し続ける、朝日ビジネスコンサルティング株式会社。
今回は代表取締役社長 古川武史氏に語っていただいた。
御社の特徴についてお話いただけますか。
弊社の特徴は、地場九州福岡に根付いたコンサルティング会社であるということと、会計を強みとするコンサルティングサービスを提供していることです。
福岡に経営基盤を置くコンサルティング会社であるが故に、地元のことをよく知っていることが強みの一つだと言えます。九州・福岡の企業風土や経営者の特徴、課題を十分に把握したうえで、企業同士の橋渡し役になったり、地域金融機関のネットワークを活かした企業ごとのソリューションを提案しています。
また、監査法人を源流とする弊社の強みとして、経営的なコンサルティングサービスに絶対的な自信を持っています。
御社の今後の方向性については、どのような考えをお持ちですか？
弊社は設立当初は、「少数精鋭主義」を掲げ、質の高いコンサルティングサービスを提供し続けてきましたが、多様化するクライアントのニーズに応えることが難しくなりました。
地場九州福岡のクライアント企業のいかなるニーズにもスピーディに応えられる体制を目指して、専門性を持った新規事業の展開と事業拡大をはかっています。
2007年8月の「朝日ビジネスマーケティング㈱」の設立をはじめに、2011年3月には「朝日ビジネスシステム㈱」を設立、2012年12月には人材育成・研修サービスを提供する「教育事業部」を新設しました。教育事業部では、福岡大学次世代人材開発研究所と連携し、事業再生の現場での実践的な人材育成やビジネス基礎を学ぶセミナーの開催をしています。 今年度中には税理士法人の設立、事業運営会社の子会社化、教育事業部の分社化、将来的には海外進出支援やBPOなどの事業展開などを計画し、新しい事業展開の計画が目白押しです。
御社の今後の方向性については、どのような考えをお持ちですか？
「徹底した現場主義」と「真の変革実現」がクライアント企業様からご評価いただいている弊社の特徴だと思います。
クライアント企業の「困った」を解決するためには、企業ごとにちがう問題の背景を知りつくし、なぜ問題なのかを徹底的に調査しなければ真の変革実現はかないません。また、そこに描き出される解決策は、現場・現物・現実・現象・現当の視点から描き出されたものでなければなりません。それこそが真に実現可能な解決策だと言えるのです。その考えに基づきわたしたちは徹底的に現場にこだわり現場に入り込みます。この点が他社と比較をし、ご評価いただいている点だと認識しています。
私はよく弊社コンサルタントの仕事をお医者さんに例えて説明をします。 患者さん（問題を抱えた企業）に聴診器を当てて病気の原因を特定し、診断書（改善計画書）を書きます。私たちは、診断書を書くだけにとどまらず、その診断書をもとに治療、リハビリを行い、患者さんが健康になるのを見届けることをゴールとしています。そのような当たり前のことを日々積み重ね、磨き上げたいと思っています。
御社の社風についてお聞かせください。
クライアント先への常駐のため、普段はチームメンバー以外のコンサルタント社員がお互いに顔を合わせる機会は少ないのですが、定期的に開催される会議や懇親会で親睦を深めています。 月に一度開催している全社員が集まる会議では、プロジェクトや社内制度に関してみな自由に意見を出し合い、職位関係なく活発に議論がなされています。会議であがった社員からの提言により、社内改善プロジェクトを起ち上げ、チームメンバーを結成、社内改善に取り組んでいる社員もおります。それぞれが常に問題意識をもち、お客様だけでなく、社内ももっと盛り上げたいという気持ちが強い社員が多いのだと思います。
また、産休・育休制度を弊社女性スタッフが自ら考え、取得しやすい運用方法を築き上げています。結婚・出産後も活躍する女性コンサルタントも在籍しており、女性も働きやすい環境だと思います。
御社の求める人材像をお聞かせください。
一番は、「九州で働きたい」「大好きな九州の企業をサポートしたい」という思いのある方に来ていただきたいですね。私たちのお客様は九州の企業なので、地場企業の変革実現、そして企業の成長が地域経済の活性化にもつながる大変やりがいのある仕事だと思います。厳しい状況もありますが、地場企業を変革するという使命感をもってお客様と接しています。
二つ目に、自己成長意欲・学習意欲があること。日々の変化が激しい中、私たちはお客様のいかなるニーズにも応えていかねばなりません。そのような状況に対応するために、どんどん新しいことを吸収し、私たち自身も成長をしていく必要があるのです。
そして最後に、仕事とプライベートのオンとオフの切り替えができるといいですね。非常にタフな仕事ですから、休みの日は一息入れたり、気を抜いたり、バランスを保つことも大切です。
本日は貴重なお時間どうもありがとうございました。
