IT技術を活用して環境問題の解決に取り組むRAUL。ビジネスの特徴やプロジェクト事例などを代表取締役 江田健二氏にお伺いした。
御社の事業領域を教えてください。
当社ではIT技術を活用して環境問題の解決に取り組んでいます。地球温暖化や環境破壊が目に見える形で問題化していく現代社会では環境問題は無視できない問題です。このような時代に環境活動(CSR活動)を有効に活用し、会社の環境活動(CR活動)の支援、そして環境問題への貢献をしています。
現在は大きく3つの領域で事業を展開しています。
1つ目は自社メディア事業。CSR、環境メディアの企画・構築をしています。現在はオーガニック環境情報サイト「きのまま」、環境ビジネス/CSR情報サイト「ecool」を運営しています。
2つ目は環境サービス/ソリューション事業。グリーン電力/排出権関連サービスを提供している「グリーンサイトライセンス」や「グリーントレード」を運営しています。また、個人向けに指先でとめる温暖化「グリーンモバイル」なども運営しています。
3つ目は環境ビジネス/CSRコンサルティング事業です。環境ビジネスの推進/立ち上げを検討されている企業様やCSR活動を進めたい企業様へご支援をしています。
具体的にはどのようなサービスなのでしょうか?
「グリーンサイトライセンス」を例に挙げると、企業のWEBサイトをグリーンな電力(太陽光発電等)で運用することを支援するサービスです。現在では800社1500サイトが参画しています。企業が消費者へのPRとして利用しているWEBサイトをグリーン化することで企業が環境に優しい活動を支援していることをPRします。1サイト1サイトの貢献は、小さなものかもしれませんが参画企業が増えれば増えるほど、環境への良い影響が生み出せると考えています。
また、CSR/環境ビジネス情報サイト「ecool」では、これからCSR活動に取り組む企業様にとって有益な情報を提供するメディアを目指し運営しています。
「グリーンサイトライセンス」の導入プロジェクト事例を教えていただけますか。
和歌山で梅干を製造する岩本食品さんの事例ですが、岩本食品さんは先祖代々、梅干をつくり続けています。最近「若い女性にも梅干を食べて欲しい」という想いから梅干を使ったスイーツをつくり始めました。また、WEBサイトでも自社のエコ活動を紹介しました。無添加製造のこと、リサイクルできる包装材へのこだわりなど、女性の視点に立って紹介しました。今では多くの女性雑誌に紹介されるほどの人気梅干店になりました。
「グリーンサイトライセンス」に参画している企業様はホームページのトップページにGSL(グリーンサイトライセンス)認証ボタンを設置しています。WEBサイトをグリーン化することで、ユーザーにも「自分はエコな選択をしている」と満足感を与えます。小さなボタンですが、そのあるなしの差は大きいと感じています。
御社のカルチャーや社風について教えてください。
考えることが好きな人が集まっていますね。事業をどのように成長させることができるか、という問題に対してクリエイティブな提案が必要になります。
御社が求める人物像を教えてください。
島につくまでこぎ続けられる人。雑念を捨て、よそ見をせずに向上心を持って取り組める人が良いですね。また、当社では「環境」と「IT」という新しい産業に取り組んでいます。新しい産業を創ることに熱い想いがある方と一緒に働きたいですね。
最後にメッセージをお願いします。
当社は「環境」と「IT」をメインに事業を展開していきますのでここに興味がある方と仕事がしたいと思っています。
また、これからコンサルティング業界にいかれる人に対しては、不安もあるかもしれませんが、とりえずやってみる。やらないで後悔するより、やって後悔したほうが楽しいと思います。当社もどんどん挑戦していきます。