【外資コンサル】から【外資マーケティングリサーチャー】への転職事例

  • 27歳男性(既婚)
  • 外資系コンサルティングファーム→外資系マーケティングリサーチ
  • 年収650万円→700万円

「経験のアウトプット」が重要な社内IT志望から、「インプット」が求められる業務コンサルに狙いをチェンジ。

Iさんは、T大学卒業の外資系最大手ITコンサルティング会社勤務のコンサルタント。経歴は超優秀。どんな方なのだろう、と色々想像を膨らませながらアポイントを取りました。

初めてお会いしたのは、プロジェクトの忙しい合間を縫っての、駅のコーヒーショップ。お昼休みでした。Iさんは初対面とは思えないほど非常に気さくな方で、コロコロ良く笑う、明るい元気な青年。私も学歴・経歴とのギャップ(?)にちょっとホッとした記憶があります。

そんな彼が強く転職を希望しておりました。「もう、忙しくて嫌になっちゃいました。提案書を書きまくって、ほとんど寝ていないんですよね。楽な職場ってないですかね。社内IT企画とか。」正直、非常に優秀な方なのですが、「社内IT=楽」というあまりにも短絡過ぎ、かつキャリアのことをあまりにも考えていないことに、ある意味、Iさんの若さを感じました。

ただこういう側面からも、Iさんは人懐っこくて、人生何とかなりそうな雰囲気を持っているところが魅力でもありました。

当日は社内ITにはまだ早いのではというお話をしました。社内IT職は技術力を求める案件が多いが、Iさんには技術のバックグラウンドがありません。

まだ経験年数が少なく、業務知識が少ないことを考えると、経験を吐き出す社内ITよりも、これから5年間はまだまだ充電期間であること。まだ若いIさんが1つの会社の中に収まると成長が緩やかになってしまうこと。

Iさんも上記の件を十分理解していただき、自分の経験をさらに伸ばすべく特長のある業務系のコンサルティング会社で更なる成長を狙うことになりました。ご提案した会社はライフワークバランスも取れている会社です。

当日、お別れする時には二人とも意気投合して、私からIさんに「非常にIさんが気に入りました!絶対に転職成功させるので、活動終わったら祝杯をあげましょう!」ということでお別れしました。

面接の評価が芳しくなく、対策を重ねた上で、外資系マーケティングリサーチの選考へ。

さて、順調に書類選考も通過して2社のコンサルティング会社を受験したのですが、各企業からのIさんに対する評価は厳しいものでした。

「Iさんは、面接官が語りかけているときにお茶をすすっていました。コンサルタントの能力以前の問題です!」
「面接当日、腕のボタンをとってラフすぎる格好で面接に来てました。」
「志望動機もイマイチ明確になっていないようです。」

どうやら、能力以前に面接に臨む態度が悪いとの事。私が初対面の時に感じた「若さ」が悪い意味で出ていました。

そこで私はIさんを緊急召集し、各会社の評価をそのままお伝えしました。結構これだけの悪い評価を伝えることはエージェントとしてつらい作業なのですが、Iさんの為にもそのままお伝えし、このままでは結果は変わりませんよ!と半分説教モードでお話していまいました。

それに対しIさんは「う〜ん、それはまずいですねぇ。」他人事のように笑いながら話を聞いていました。私は、「ちょっとまずいのでは・・・」、と感じたのです。

一応、表面上はIさんもフワフワした気持ちで転職活動を進めていた事を反省し、二人でリスタートを切る事になりました。ただ、この時点ではIさんが変身してくれることに全くの確信をもてませんでした。

次にターゲットを絞った会社は、マーケティングリサーチのA社。Iさんのリサーチ能力やドキュメンテーション能力、コンサルティング力が生かしつつ、Iさんもマーケティングリサーチ業界という新たな領域にチャレンジし、30歳までに自分のコアコンピタンスを作りあげたいという希望で心を入れ替えるとのこと。

Iさんから見てマーケティングリサーチという未知との遭遇が、全てを変えてくれればよいのですが。。。そして、この後Iさんの本当の能力が爆発していくのです。マーケティングリサーチのB社にターゲットを絞ったIさんは、心を入れ替えて面談対策をしました。

Iさんは下記に関して、大学受験以来の頑張りで考え抜いたとのことです。

・現職での職務内容を端的にどう伝えるのか? どうしてその会社に行きたいのか?明確な志望動機。
・入社した後、どのような目的も持って仕事をしていきたいか?
・5年後10年後自分がどのようなビジネスマンになりたいのか?
・現在の会社で異動はなく、なぜ転職の選択肢を選ぶのか?
・仕事上での成功事例とそこで得た教訓
・仕事上での失敗事例とリカバリ方法、そこで得た教訓

またトリッキーな質問も想定して考えたそうです。

・リサーチの現場の泥臭さについて、どう思うか?
・自分が思った仕事では無いことが来た時にどのように対処するか?

前回のお話でもある通り、精神面で若さのあるIさんですが、獲物に狙いを定めると一気に突進する力を感じました。

予想通り1次面談の評価はえらく高いもので、前回のバッシングに近い企業側のフィードバックから一転しております。

「志望動機や、弊社に入りたい意欲が強く感じられる」
「人物面も非常に明るく、一緒に仕事をしたい方である」

どうでしょう。本気を出した時の日本の最高学府を卒業したIさんのポテンシャルの高さなのでしょうか!

しかし、2次試験も高いハードルがあります。それは課題です。

数多くのグラフや調査結果を見ながら、クライアントに提出するようなレポートを作成するという、ほぼ実務に近い形の試験です。ここでも、Iさんは実力を大いに発揮します。

簡潔な内容で、数字の読み取り課題抽出(問題点提起)対応の方向性などがキッチリ押えられておりますし、ビジュアル面も素晴らしい出来です。

ここでも国内最大手のコンサルティング会社に勤めるIさんの本気モードを見ましたし、我々エージェントの仕事として、その方に如何に転職に対して高いモチベーションを与えることが出来るのかが非常に重要なことであることを学ばせていただきました。

実務力が求められる2次選考を通過し、社長面接も合格。

その後、Iさんは最終の社長面接を無事通過!本当にIさんと私で喜びました。携帯が繋がらなかったので第一報は下記の題名のメールでお伝えしました。「サクラサク!」そしてすぐに、B社、Iさん相思相愛で入社が決定。Iさんは激務によって溜まりに溜まっている有休消化でハワイに行かれました。

そして真っ黒になって帰国後、最初にお会いした時に約束した祝杯を上げにいきました。そのお店は世界中の各国のビールが集まっているということで、5大陸のビールを飲み干して世界一周という訳の分からない飲み方でしたが、非常に楽しいひと時でした。

その日の最後にお別れする際に、Iさんからお願いをされました。実は一ヵ月後にたまたま私もハワイに行く予定があり、それを聞いたIさんは、「ハワイでお土産買い忘れちゃったんですよ。パンケーキの粉なんですが。」相変わらず憎めない方です。私は約束どおりハワイでそのパンケーキ屋さんに行って、粉を買って帰国し郵送しました。

そんなこと自体、私自身も楽しんでいたのですが、それよりもIさんの訳の分からない魅力に引き込まれたのでしょう。

後日Iさんから御礼のメールを頂きました。

「パンケーキの粉、有難く頂戴いたしました。ありがとうございます。さて、お陰様でB社に入社して、ちょうど1ヶ月が経過しました。社風というか社内の雰囲気は、今のところ自分にあっていると思います。全員が転職組ということもあり、いい意味でドライ、サバサバしていて、付き合いやすい感じです。」

何度も転職のお手伝いをしているのですが、入社後のフィードバックは、非常に気になる物です。環境に適応出来ているIさんを確認出来て一安心。Iさんは転職活動をする際に、色々失敗し、そこから学び、遠回りしましたが、ようやく居心地の良い場所を見つけられたようです。

今回の教訓ですが、面接を受ける態度からその方の人間としての成熟さを企業側は見ています。

見た目を含めて誠実に対応することも大切です。若い方の「明るい」は人によって「子供」に映る事があります。自分が他人からどのように見られているか聞いてみましょう。

転職活動は、根気と本気が必要。中途半端な気持ちであれば活動自体お勧めしません。転職活動は、将来の自分自身を決める重要なもの。じっくり自分のキャリアプランの考えをまとめましょう。

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今回は外資系コンサルティング会社から外資系マーケティングリサーチへの転職事例をご紹介しました。

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