【マズローの欲求5段階説】を一つずつ簡単に解説
先週末ちょっと調べ事があって、15年前くらいに勉強した
労務管理のテキストをパラパラとめくっておりました。
人間関係管理という項目の中で、【マズローの欲求5段階説】
をマジマジと見てしまいました。
あー、これって転職動機、そのものだなぁ。。と。
おさらいですが、【マズローの欲求5段階説】というものは
人間の基本的欲求を低次から述べると、以下の通りとした
学説である。(wiki参照)
1、生理的欲求(Physiological needs)
生命維持のための食事・睡眠・排泄等の本能的・根源的な欲求
一般的な動物レベル。
2、安全の欲求(Safety needs)
安全性・経済的安定性・良い健康状態の維持・良い暮らしの水準、
事故防止、保障の強固さなど、予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求
3、所属と愛の欲求(Social needs / Love and belonging)
1,2を満たされた前提。
自分が社会に必要とされている、果たせる社会的役割があるという感覚
情緒的な人間関係・他者に受け入れられている、どこかに所属しているという感覚
4、承認(尊重)の欲求(Esteem)
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求
5、自己実現の欲求(Self-actualization)
以上4つの欲求がすべて満たされたとしても、
人は自分に適していることをしていない限り、
すぐに新しい不満が生じて落ち着かなくなってくる。
自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものに
ならなければならないという欲求。
転職の理由・動機で一番多いのは【人間関係】
上記が、マズローが提唱した人間の欲なのだが、
皆さんも見てわかるとおり、転職をちらっと考えるときは
上記が満たされていない時だと感じませんか??
1とか2のレベルで不満を持つとなると、
速攻で転職せざるをえませんね(笑)。
1レベルですと生命の危機ですし、
2レベルだと会社がつぶれそうで経済的危機とか。
なので、多くの方が転職を考えるときは3とか4のレベルが
満たされ無いときになります。
そうです。転職の理由・動機で一番多いのは【人間関係】と
言われております。まさに、レベル、3,4の話。
会社や周囲の人間に、認知されていない、
価値を理解してもらえない、そんな状況のときでしょう。
だからこそ、働きやすい職場、風通しの良い職場、
一方的な押し付けのない経営、上司などが必要となるのでしょうね。
管理が甘いとか、優しすぎる、とかではなく、
人間(社員)はそういう生き物なのです。
個々をしっかり尊重して、対話をしない限り、所属している社員が
人間である限り、これは経営者としては避けられない事実。
私も、周囲の人間にそう接していかないといけないなぁ、と
反省する、労務管理のテキストの一コマでした。
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今回の記事では、マズローの欲求5段階説と転職理由の関係性を分かりやすく解説しました。
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