コンサルタントへ転職するための志望動機の作り方

※このコラムは、転職を検討している人向けの内容です。

新卒(大学生)でコンサルタントになりたい方はこちらのコラムをご覧ください。→新卒の方はこちら

求人倍率がバブルを越えた!!

お笑い芸人の平野ノラさんがバブルな服装や言動で大ブレークしていますが、最近こんな発表がありました。

 

“厚生労働省が4月30日発表した同月の有効求人倍率は1.48倍で、1990年7月に記録したバブル期の最高値を上回り、74年2月以来、43 年2か月ぶりの高水準となった。 (http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170530-OYT1T50007.html)”

 

今はどこも人手不足。即戦力を必要としているので、中途採用に積極的な企業が増えています。新卒よりも採用ハードルが低いかもしれません。

ただし、今の状況は東京オリンピックを境に潮目が変わるとも言われています。2019年に雇用調整が始まるとすると、転職しやすいタイミングは今年か来年。このチャンスは積極的に活かしましょう。

コンサルタントになりたいけど、志望動機がつくれない、、、。

さて、今回のコラムのテーマは「志望動機」。キャリアアドバイザーとして働いていると、志望動機について本当によく相談されます。

特に「コンサルタントへ転職するための志望動機」に悩んでいる方が多いです。事業会社のように特定の商品を持っているわけではないので、商品を軸に志望動機を組み立てることができません。

また、一見するとどのコンサルティングファームも同じようなことをしているので、「なぜ他のファームではなく、うちを希望したのですか?」という質問にうまく答えられないのです。

このコラムでは、コンサルティング業界へ転職するための志望動機に絞ってノウハウをご紹介します。また今回は特別に志望動機書のサンプルテンプレートもご用意しましたので、ぜひご活用ください。

戦略コンサルティングファームでは志望動機を重視する!

ちなみに戦略コンサルティングファームを受ける場合は、特に志望動機が重視されます。

先日、某大手外資系戦略コンサルティングファームの感謝祭に行ってきました。前半は採用計画・求める人物像の説明で、後半はパートナーとの交流会というスケジュールでした。

前半の話で、面接で見ているポイントの説明がありました。

1:考えることが好きな人

2:人とコミュニケーションを取るのが得意な人

3:コンサルタントの志望理由、同社への志望動機

1と2は少し漠然としていますが、イメージがつくと思います。3についてはどうでしょうか? 外資の戦略系コンサルタントで志望動機が必要な理由。イメージが湧かない方もいるかもしれませんね。

なぜコンサルタントになるのか? その中でなぜ弊社なのか? この2点はかなり重要視しているそうです。なぜなら、戦略コンサルタントの業務は非常にタフで憧れだけでは業務を遂行できません。情熱がないと大手クライアントの難易度の高い課題に立ち向かうことができないのです。

ちょっと考えれば至極真っ当な理由ですが、外資戦略コンサルタントにクールなイメージを持っている人は少しギャップがあるかもしれませんね。実際に面接対策で、ケース対策ばかりに時間を使っている応募者もいますが、「何でコンサル?」の質問でつまずいている人が結構多いのも事実。

特にシステム系のITコンサルタント⇒戦略コンサルタントの面接では、コンサル経験があるだけに、志望理由・転職理由は要注意。「視座が低い」と指摘を受けるケースが多いです。コンサルタントはクライアントサービス業なので、使命感や情熱が大切なのです。

企業研究が重要。転職エージェントの価値はそこにあります!

まず注意してほしいことが一つあります。志望動機というのは、「あなたのスキル&キャリア志向」と「入社したい企業の課題」のすり合わせで決まります。つまり、企業研究が非常に重要になってきます。

上でお話したように、コンサルティングファームの仕事は外から見えにくい。そのためwebサイトなどで調べただけでは、非常に浅い理解に留まってしまう可能性が高いのです。

弊社アクシスコンサルティングは、コンサルティング業界への転職支援に強いことで評価をいただいている転職エージェントです。2016年度は経験者・未経験者併せて約200名の方のコンサルティングファームへの転職をサポートしました。お付き合いのあるコンサルティングファームとは、人事部だけではなく、トップ層や現場部署のマネージャーともコミュニケーションを取っているので、現場の課題や必要としている人材要件についても詳しくご説明できます。

求職者からのご相談は一切無料。また、私たちは無理に転職を強いるようなエージェントではありません。コンサルティング業界への転職を目指している方、またコンサルティング業界から卒業を考えている方はぜひ一度ご相談ください。セカンドオピニオンとしてもご活用いただけます。

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志向の整理。あなたは転職でなにを手に入れたいですか?

あなたが次の転職先で求めるものをリストに書き出してみましょう。ここで重要なのは、本音も含めてすべて出し切るということです。自分視点で書いてください。

 

・年収を上げたい

・世間体のいい会社に入りたい

・話題の領域の技術を身に付けたい

・将来に困らないよう自分の市場価値を上げたい

・今より裁量権のある環境へ行きたい

・人間関係のいい職場に行きたい

・労働時間を少なくしたい

・英語を使ってグローバルな仕事をしたい

 

当然すべてをかなえることはできないので優先順位が必要です。この中から3つに絞りこんでみましょう。

1.年収を上げたい 2.人間関係のいい職場に行きたい 3.英語を使ってグローバルな仕事をしたい

ここで視点を切り替えます。ビジネスパーソンとして、お客様や世の中に対して、どのような価値を発揮できる人になりたいのか。自分視点ではなく、貢献視点に切り替えられるものはありますか。

上記の場合、1と2は貢献視点に切り替えることはできません。ただ、3は切り替えることができそうです。

自分視点だと、「私は、英語力を活かしたいと考えており、いずれは海外で働いてみたいと考えている(自己実現、自己成長)」

貢献視点だと、「企業にとって、グローバル化への対応は喫緊の課題となっており、そのような課題に対して、貢献できる人材になりたいと考えている」

採用担当者から見て、どちらが好印象でしょうか? もちろん後者ですね。これが、志望動機の一つ目の柱となります。

この自分視点から貢献視点への転換は、特にコンサルタントを目指している方には意識してほしいポイントです。というのも、「コンサル=成長できる環境」という図式で志望動機を組み立ててしまう人が多いのです。

もちろん、成長したいからコンサルタントにという気持ちは間違ってはいませんし、実際にコンサルティング業界には成長できる環境があります。

ただし、面接の場で自身の成長にフォーカスしすぎてはいけません。コンサルタントの仕事は企業の支援です。当事者よりも当事者意識を持ち、課題解決や戦略策定をおこないます。

つまり自分のことより相手のことを考える人間でなければ務まらない仕事です。クライアントファーストがまず求められる職場の採用面接で、自分の成長ばかりを語る人間が評価されるでしょうか?

マッキンゼーの採用マネージャーを12年務めた伊賀泰代氏も

 

(本文抜粋)

経営者が、経営上の重大課題について相談するのは、「問題を解く能力がある人なら誰でも」ではないのです。そういった相談を受けるためには、お互いの間に深い信頼関係が成り立っていることが不可欠です。

※「採用基準」, 伊賀泰代,ダイヤモンド社,p43

 

と、地頭信仰になりがちな採用基準や思いこみに警鐘を鳴らしています。 なぜ、成長したいのか?

自分のことも大切ですが、その先にいる、顧客や業界、社会を意識してみてください。

なお、志望動機にしないからといって、「年収を上げたい」、「人間関係のいい職場に行きたい」という望みをあきらめる必要はありません。こちらは転職活動においてあなたが見極めるべきものです。言い換えると企業研究をどこまで深くおこなえるかにかかっています。この点については、ぜひ転職エージェントのサポートを受けてみてください。

 

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自分の強みの整理。あなたはなにをしてきましたか?

自分の志向が整理できたら、次に自分の強みを整理します。これも片端からリストに書き出してみましょう。

キャリアコンサルタントとして求職者の方とお話しているときに、必ずと言っていいほど感じることがあります。ご自身の強みを過小評価している人がとても多いのです。

「現職では、それほどたいしたことはしてないのですが、、、」とおっしゃる方に限って、深くお話をうかがうと、「それは強みですよね!」と叫びたくなるようなエピソードが出てきます。どんなに小さなことでもいいので書き出しておきましょう。

次に、そのリストを「仕事面の強み・成果」と「人間的な強み」に分解します。前者なら、営業力がある、製造業に詳しい、会計に強い、Javaのプログラミング経験がある、など。後者なら、粘り強い、向上心がある、ストレスに強い、体力がある、などです。

そこまで完了したら、「あなたの人間的な強みが、仕事面の強み・成果につながった経験」を振り返ってみてください。これがあなたにとっての成功体験になります。その際、できるだけ数字で測れるように整理するのがポイントです。たとえば何人くらいの人が関わったのか。どのぐらいの時間がかかったのか。どのぐらいのお金が動いたのか、など。

数字にすると、この程度のことか、とがっかりしてしまうかもしれません。しかし気にする必要はありません。むしろそのギャップは志望動機になります。「こういう成功体験をした。今度はより大きなフィールドで実現したい」と。

志望動機に深みを出すためには、書籍やネット・経験者に話を聞くなどのリサーチが不可欠です。ただし、いくら調べたことを並べても、面接官に刺さる内容にはなりません。

なぜかというと、そこに“実体験に基づいたエピソード”がないからです。これでは内容に深みがなく、「なぜ?」と突かれるとすぐにボロが出てしまいます。事前のリサーチはもちろんのこと、実体験に基づいたエピソードを“しみじみ”と伝えられれば、オリジナリティのある志望動機になるのです。

 

コラムイメージ

あなたが手に入れたいものと、あなたの強みを結びつけてみましょう。

最後にあなたの志向と、成功体験に裏付けられたあなたの強みを結びつけます。ここが大切なポイントです。プラスの体験の延長上に自分の志向を置くのです。

もちろん転職活動は決してきれいごとではありません。現在のお仕事に何かしら不足を感じるからこそ転職をしたいと思うわけですから。ただ、志望動機を語る際に、「○○がやりたかったけど、現職ではできなかったので」と言うか「○○という経験ができたので、さらに発展させたい」と言うかは、面接官に与える印象がまったく異なります。

ここまで完成すれば、あとはあなたが詳しく調べた企業と、あなたのやりたいことにズレがないかチェックするだけです。

「私は、将来○○のようなビジネスパーソンになりたいです(貢献視点の志向)。今までこのような職務経歴を積み上げて、○○のような強みを身につけてきました(成功体験に裏付けられた強み)。これは、貴社に提供できる部分です。これを将来さらに発展させたいと考えたときに貴社の存在(企業研究の結果感じた、これをやってみたい!と思えるような仕事・経験。あるいは課題)を知り、ぜひ貢献したいと考えました」というような構造になります。

ここでコンサルティング業界ならではの注意点を。入社したコンサルティングファームのさらにその先には、クライアント企業がいることをぜひ意識してください。「貴社に貢献する」というのは、「貴社を通じてその先にクライアント企業、ひいては社会に貢献する」ということなのです。その観点を忘れてはいけません。

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志望動機のロジックにズレがないかチェックしましょう。

完成したら自己チェックです。あなたの面接官になるコンサルタントはロジックのズレを見つける専門家です。たとえばボストンコンサルティンググループで長く活躍したドリームインキュベータ創業者の堀紘一氏は著書で以下のように記述しています。

 

(本文抜粋)

コンサルタントは、部門間でどういう対立が起こりうるか、それをどうやって解決して全体のパフォーマンスを最大化するのか、ということを多くの企業で山ほど経験している。…コンサルタントの能力として、インタビューを行うことによって各部門の「ズレ」を探り当てる…。

※「コンサルタントとは何か」堀紘一,PHP研究所,pp194-195

 

企業の「ズレ」を敏感に察知するコンサルタントは、目の前のあなたの「ズレ」に必ず気づきます。だから入念な自己チェックが必要なのです。いくつかチェックの方法をご紹介します。

文章に落としこんでみる

文章に落としこんでみましょう。文章化することで、言い回しの曖昧さや重複、矛盾を客観的に把握することができます。スピーチ1分間の文字数が300文字と言われているので、1分間のショートVerと900文字3分間のロングVerを作ってみましょう。

上から下へ、下から上へ読み返すことで話が1つの輪になっているかが分かります。

業界・企業・職種の3つの観点で考えてみる

例えば、志望理由の内容が“職種”に関するものに限定されてしまっている求職者に、「そもそも、なぜこの業界・企業を選んだのですか?」と質問をしてみると、意外にすんなりと答えられないケースが多いものです。

当たり前の話ですが、数ある求人の中から「ここ!」と選択して応募をしている訳なので、志望理由は、対業界、対企業、対職種の3つの切り口で語れるように準備しておきましょう。

「なぜ?」を3回繰り返す

想定される質問に対して「一問一答」形式で準備をされる方が多いのではないでしょうか?しかし、ここに大きな落とし穴があります。なぜなら、面接官からの質問は“一問一答の後からが本番”だからです!

面接では、皆さんの回答に対して、「それはなぜですか?」、「○○という選択肢もあるのではないですか?」、「それであれば、現職(前職)でも実現できるのでは?」 という深堀りをする質問が、間違いなく返されます。これに答えられないと、残念ながら面接官が持っている評価シートの志望動機欄には「×」がつけられてしまうのです…。

目安として、ご自身の志望理由に対して、面接官から「なぜ?」と3回聞かれても回答できる準備ができれば安心ですね。

転職エージェント

志望動機書の三段構成

さて、コンサルティングファームによっては書類選考で、履歴書・職務経歴書(レジュメ)のほか、志望動機書も必要となる場合があります(目安はA4・1枚以内)。上記で考えた志望動機をより具体的にまとめましょう。

書類になるため、見やすさ、読みやすさなど、レイアウトを重視し、終始具体的に記すことが大切です。以下の三段構成がおすすめです。

 

1.なぜコンサルタントを志望するのか?当然ながら、コンサルティング業界を志望する理由が志望動機書の中核になります。上記でご説明したように『将来、●●のようなビジネスマンになって、●●の面で社会に貢献していきたいと考えている。そのためにコンサルタントとして●●な経験を積みたい』というようなロジックでまとめます。

2.なぜそのコンサルティングファームに入りたいか?コンサルタントになると一言で言っても、多様なコンサルティングファームがあります。なぜ、そのファームに入りたいのか、ホームページなどを熟読した上で特徴を把握し、情熱を込めて述べることが大切です。

3.そのために武器となる専門性 コンサルタントになるために、これまでのキャリアで培った専門性がどう役立つのか、具体的に記す必要があります。それが上記1、2に対して説得力を持たせ、自己アピールに繋がります。(第二新卒の場合には、ポテンシャルを窺わせるような経験や資格取得で培った知識などを取り上げアピール)

 

コンサルタント転職に使えるサンプルテンプレート

コンサル未経験者が戦略ファームにエントリーするときに使用する志望動機書のサンプルを下記URLから無料でダウンロードいただけます。ぜひ、ご参考にしてみてください。

 

→志望動機書ダウンロードはこちら

 

最後に

アクシスコンサルティングは、コンサルティング業界への転職No1。求職者からのご相談は一切無料。コンサルティング業界への転職を目指している方、またコンサルティング業界から卒業を考えている方はぜひ一度ご相談ください。セカンドオピニオンとしてもご活用いただけます。

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アクシスコンサルティングについて

3000名のコンサルタントの転職支援をしてきた人材紹介会社(転職エージェント)。
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そのすべてに精通した生涯のキャリアパートナー。

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