まずは過去をじっくり思い出し、棚卸しする
職務経歴書は自身がこれまでにやってきた具体的な業務内容を時系列で記載したもの。
例えば、どのような目的のプロジェクトだったのか、クライアントは誰だったのか、その業務を自分はどのような役割、ポジションでおこなったのか、などを記載します。
社会人経験が長い場合、昔の業務については記憶があいまいなこともあるかもしれませんが、あらためて自身のやってきた業務を振り返り、整理することが必要です。
次に、見る人の立場で作成する
職務経歴書は自身のキャリアの棚卸しという点でも重要ですが、あくまでもそれを見るのは応募先企業の人事担当者や現場の方です。
見る側からするとその人のこれまでの経験や強みを確認するための書類なので、そのような視点で作られているかどうかがポイント。
例えばシステム開発のプロジェクトであれば、そのプロジェクトの概要・目的、開発環境、規模、自身の役割、成果など。
営業であれば顧客は誰か(法人または個人)、新規か既存か、目標に対する達成率などです。
内容だけでなく、一目でわかるようにレイアウトすることも重要。自身の強みをアピールするのであれば、強みの部分を箇条書きで記載するのが効果的です。
- 銀行向けの業務システムの構築経験が豊富
- 製造業のグローバルSCMの構築経験あり
- 1000人月規模のプロジェクトのPM経験あり
などと箇条書きにすると、興味を持ってもらえる可能性が高くなります。
最初の数行でこれまでのキャリアの概要、その次に自身の強みや得意分野を箇条書きで記載、その次に時系列(降順もしくは昇順)で経歴の詳細を記載するというのがオーソドックスな形です。
提出先企業によって内容を変えるべき?
職務経歴書が完成すれば応募はできますが、ここでも注意が必要です。応募する企業、職種が異なる業界の場合、見られるポイントが異なるためです。例えば営業職の方がコンサルタント職と営業のポジションに応募する場合を考えてみましょう。
営業であれば、営業の手法や実績などが見られますが、コンサルタント職では、課題解決のためのアプローチや企画の経験をしていたか、ということが興味の対象になります。
従ってこの場合は、営業職用と、少し記載する視点を変えたコンサルタント職用の2パターンを作っておきましょう。
応募する企業によって一つひとつ作成するのは手間がかかりますので、ベースとなるものを作っておき、業界毎に別のパターンを作ると良いかもしれません。
転職活動において、書類選考を通過するというのが第一の関門です。職務経歴書の書き方を工夫することで書類選考通過の確率も変わってきますので、しっかりと準備をすることをおすすめします。
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今回の記事では、受かる職務経歴書の書き方についてご紹介しました。
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