交渉して年収が上がったのに…
転職活動の目的は、給与を改善したい、業務内容を改善したい、有名企業に入りたい、裁量の大きい環境に身をおきたい、などさまざま。
自分の理想に近い形で転職するために、給与や待遇について交渉が必要なケースも出てきます。そのときに重要なのが交渉力です。
例えば年収。「現職だとどんなに成果を出しても、給与アップの限界がある。より成果と対価が明確な環境で仕事がしたい」という転職理由があるとします。
それを理由に転職活動を進めても、年収は上がったが、伸び率や福利厚生を考えると結果的に生涯賃金は下がってしまった、役割や責任が年収アップ以上に大きく重くなってしまった、など本来の目的を達成できていないケースも多いのです。
この場合、
- 年収がいくら上がれば現職で頑張れるのか
- 将来的にどの程度の待遇が希望なのか
少なくともこの2点は整理しておきましょう。
ポジティブな理由はもちろん重要ですが、ネガティブな理由も含め、転職の目的をしっかりと整理しておくと活動にブレが出ません。
転職活動における交渉のポイントとは?
交渉のタイミングですが、基本的には内定前後です。「何とか入社して欲しい!」と思われないと交渉してもほとんど意味がないどころか、マイナスの評価になりかねません。交渉するためには企業の標準値や自分の市場価値を客観的に理解している必要があります。
交渉する大前提として「その会社に入社する意志がある」ことが重要。年収交渉の場合「◯◯◯万円提示頂ければ、確実に入社する」という内容になります。
入社の意向がさほど高くない場合は、交渉しても意味がありません。逆に自分が本気であれば、相手も応えてくれる可能性が高くなります。
また、例えば50万円年収アップしたい場合、その理由や根拠を伝えられるでしょうか? 明確に提示できない場合、交渉は難しいでしょう。
「自分と企業を客観的に見る力」「入社の意向」「理由・根拠」以上3点が交渉のポイントです。
交渉力はトレンドに左右される
優秀な方でもリーマン・ショックの時はなかなか内定が出ませんでした。採用は需要と供給のバランスなので、景気動向やトレンドによって交渉力は随分変わってきます。
そういった意味では今は売り手市場とも言われているので、交渉力はあるタイミングです。
特にコンサルティング業界・IT業界では、セキュリティ、リスク、デジタルマーケティング、ビックデータ、クラウド等のキーワードのスキルを持つ方が不足しているため、交渉力があるといえます。
ただ、むやみに年収・待遇・タイトルの交渉をおこなうのはいかがなものかと思います。
重要なのは入社の条件ではなく、入社後にどの程度活躍できるか?入社したもののパフォーマンスが上げられなければ、全く意味のないことになってしまいます。
転職活動における交渉の可能性、妥当性、方法について知りたい方はお気軽にご相談ください。
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