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日本企業のグローバル化・ロールアウト
日本の製造業は中国をはじめアジア諸国の追随を受け、激しい競争に巻き込まれています。グローバル化の進展は予想以上に早く、研究開発活動から生産、マーケティング活動まで世界各地の現場で様々な問題が起こっているのです。
世界の企業と戦うためには今まで以上のコスト削減が求められながら、高品質な製品をタイムリーに提供しなければなりません。
日本で研究開発・設計を行い更なる高付加価値製品を生み出し、アジア諸国などで生産を行い、低コストを実現します。また現地法人を設立する際には、現地にあったマーケティングを行い、現地で雇う従業員との労使関係もクリアしていかなければならないのです。
このように、日本企業が海外展開する際にファームが支援する案件を、ロールアウトと呼びます。2000年以降増加傾向にあり、各ファームも対応してきています。例えば、コンサルタントを採用する際には語学力を持っている人材は優遇される、というファームもあるほどです。
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外資系企業の日本進出・ロールイン
逆に外資系企業が日本進出に伴い、日本法人設立する際や、グローバルに展開している企業が独自の業務標準を持つ場合、日本向けにカスタマイズする案件を、ロールインと呼びます。
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グローバル化案件を経験できる魅力
日本企業の海外進出を推進するロールアウト案件は生産・物流・在庫を可視化させ、一括管理できる仕組みを構築することが成功のポイントになります。グローバルSCMシステム構築など高度なソリューションにチャレンジすることになり、海外の文化の理解も重要です。
こうしたプロジェクトは、コンサルタントにとって大変やりがいもあり、このような仕事ができるファームには、優秀な人材も惹きつけられるのです。
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