コンサルタント「プロジェクトをどう選ぶか問題」への処方箋

「プロジェクトが複数あるが、どれを選べばいいのか？」というご相談をよくいただきます。力ある人ほど仕事の選択肢が多いのはどの業界でも共通でしょうか。

今回はプロジェクトを選ぶ際に意識していただきたいポイントをまとめました。

【目次】

1. その会社で職位を上げたいのか？市場価値を高めたいのか？
2. 具体的な事例（ケーススタディ）
3. （おまけ）ただし、先端領域系は跳ねる可能性あり

その会社で職位を上げたいのか？市場価値を高めたいのか？

プロジェクトを選ぶ指標としては、

「社内評価が高いのか？」

「マーケットバリューが高いのか？」

のどちらを優先するかに尽きるかと思います。さらに、突き詰めて言えば、

「そのファームにおいてパートナーを目指すのか目指さないのか」

によって選択は変わっていきます。この部分をじっくりご検討ください。

具体的な事例（ケーススタディ）

例えば、

現在マネージャーだったとして、

A：海外のブランチに派遣してもらえる。ただしこれに行くとマネージャーのまま

B：国内大規模案件をやる。これをやるとシニアマネージャーになれる

あなたならどちらの案件を選ぶでしょうか。

「海外経験を積みたいのか？」

「社内での評価を高めたいのか？」

のどちらを優先するか、というのがポイントでしょうか。

もう一つ具体例をあげると、

同じくマネージャーだったとして、

A：デジタルマーケの案件。規模は3人と極めて小さい。特に社内評価は上がらない

B：大規模PMOの案件。社内評価も高く、これが終わったらシニアマネージャーと言われている

あなたならどちらの案件を選ぶでしょうか。こちらも

「デジタルマーケの知見を高めたいのか？」

「社内での評価を高めたいのか？」

のどちらを優先するか、というのが問いとなります。

（おまけ）ただし、先端領域系は跳ねる可能性あり

ただし、先端領域のプロジェクトに関しては、最初は案件規模が小さくても、後々跳ねて大きなプロジェクトになるということも十分にあり得ます。

最初は社内評価には結びつかなかったものが、いつの間にかその領域が市民権を得て、自分の他に知識や経験のある人がいなくなり、いきなり社内評価も上がる、というケースもあります。

こればかりは運も絡んできます。

どの分野のプロジェクトを選択するにしても、きちんとそのテクノロジーを通じて目の前のクライアントを伸ばすことに注力し、「人事を尽くして天命を待つ」ということでしょうか。

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今回はプロジェクトを選ぶ際に意識していただきたいポイントをまとめました。

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