NTTデータ経営研究所は、公共から民間まで幅広い分野で、社会課題の解決や企業の変革を支援する国内有数のコンサルティングファームです。NTTグループの知見とネットワークを活かし、ITから経営戦略までを一貫して手掛けるその特徴は、他のコンサルティングファームとは一線を画します。本記事では、NTTデータ経営研究所の基本情報から、独自のビジネスモデル、そして気になる年収・転職事例まで、転職やキャリアチェンジを検討する上で役立つ情報を徹底解説します。
NTTデータ経営研究所の特徴【会社概要~社員数~ビジネスモデル】
NTTデータ経営研究所は1991年4月、NTTデータの完全子会社として設立されました。東京都千代田区平河町にオフィスを構え、「Design for Info-Future」という事業コンセプトのもと、情報技術を駆使したコンサルティングを展開しています。
社員数は公式情報では非公表ですが、数百名規模で推移中です。質の高い少数精鋭の体制で、「中長期戦略立案」「新規事業戦略」「IT戦略」に強みを持つ上流コンサルティングを提供しています。企業戦略や業務改革だけでなく、中央省庁・自治体への政策提案まで幅広い領域に対応しており、社会課題の解決を目指す官民横断型のコンサルティングファームです。
特徴は部門横断のチーム編成による自由度の高い働き方と、デジタル戦略・組織変革・営業改革・経理財務など多様なサービス領域。各コンサルタントはプロジェクト単位で高い裁量と責任を持って働き、技術革新の初期フェーズ支援に注力しています。
参考:NTTデータ経営研究所
参考:株式会社NTTデータ経営研究所|実はITコンサル系の企業ではありません。経営コンサルティングを中心としたサービスを提供。
NTTデータ経営研究所の沿革
1991年4月、株式会社NTTデータ経営研究所が設立(NTTデータ完全子会社)され、高度なIT活用ノウハウと戦略コンサルティングの融合で成長してきました。設立以来、官公庁・地方自治体・民間企業など幅広い顧客の課題解決に携わっています。
専門ユニットによる知見蓄積、最新テック分野への参入など、柔軟かつ先端的な企業運営モデルを採用しているのが特徴です。
近年は、DX・AI・IoT・スマートシティ・脱炭素社会構築など、日本社会を取り巻く最先端課題へ積極的にコンサルティングを提供しています。
NTTデータ経営研究所の現職のCEOの経歴
代表取締役社長:山口重樹(やまぐち しげき)氏
山口氏は、1984年に日本電信電話公社(現NTT株式会社)に入社しました。以降、様々な役職を歴任し、2022年、NTTのデータ経営研究所の代表取締役社長に就任しています。社内外での豊富な経営およびITコンサルティング経験を有し、戦略的視点と実践的なリーダーシップを兼ね備えた人物です。専門はITを活用した組織変革や政策提言、イノベーション推進で、官民の垣根を超えた社会的価値の創出に力を入れています。同社は社長を含む経営陣が現場プロジェクトへの深い関与を続けており、サービス品質と社会貢献性の両側面に強い責任感を持っています。
NTTデータ経営研究所のサービス事例
NTTデータ経営研究所が手がける主なサービス事例は以下です。
- 官公庁向け政策提言(少子高齢化・災害対策・地域活性化など)
- 佐渡島をフィールドにした、自然共生型の地方創生モデル実践
- 5G、IoT、MaaSなど最先端テクノロジーの産業実装プロジェクト
- 羊の腸内メタンを削減する「海藻」に着目し農業分野のメタンガス排出量削減プロジェクト
- こどもの意見反映の調査研究、それに伴うデータ連携の実証事業
- その他、ディープテック系スタートアップ、環境・エネルギー系スタートアップの育成と、新産業創出の支援
社会課題解決・産業革新への貢献を主眼に据えたプロジェクトポートフォリオは民間企業支援のみならず、政府・自治体への助言業務も含んでおり、社会において重要な役割を果たしています。
参考:公式プロジェクト一覧
NTTデータ経営研究所の年収
2025年現在、NTTデータ経営研究所の、コンサルタントの平均年収は約890万円とされています。
職種や年齢、経験年数によって幅があり、詳細は直接問い合わせる必要がありますが、コンサルタントの場合、450万~1,872万を目安と考えていいでしょう。
出典:OpenWork
若手層も含め、日系コンサルファームの中では高水準と言えます。年収水準は社内外の職位評価制度や個人成績に連動し、成果主義が比較的強い傾向です。
まとめ:NTTデータ経営研究所の特徴【社会的インパクトを与えられる環境】
NTTデータ経営研究所は、NTTグループという強固な基盤とITの知見を最大限に活かし、独自の強みを持っています。
- 総合的なコンサルティング力: 戦略策定からシステム導入、運用まで、一貫してクライアントに寄り添う「伴走型」のコンサルティングが強みです。
- 公共性の高いプロジェクト: 公共分野の政策立案や社会インフラのDXなど、社会的インパクトの大きいプロジェクトに携われる機会が豊富です。
- 安定した経営基盤: NTTグループという安定した基盤を持ちながら、ベンチャー的な挑戦を許容する柔軟な組織文化が共存しています。
ワークライフバランス: 実力主義でありながら、過度な長時間労働を強いられる外資系ファームとは異なり、比較的ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。
これらの特徴は、「社会の変革に貢献したい」「ITと経営の両方に精通したコンサルタントになりたい」「安定した環境で長くキャリアを築きたい」と考える方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。NTTデータ経営研究所は、単なる企業の変革支援に留まらず、社会全体の未来をデザインする、やりがいのあるキャリアパスを提供してくれる企業です。
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関連記事:
NTTデータ経営研究所
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今回は、NTTデータ経営研究所の特徴について解説しました。
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