コンサルティングファームの中途採用面接の特徴と流れ

今回のコラムでは、コンサルティングファームの中途採用面接の特徴(総合系、戦略系の違いなど)と流れについてご紹介します。

【目次】

  1. 事業会社とコンサル面接の違いは「なぜコンサルタントになりたいか」を論理的に語る必要がある
  2. 戦略系コンサルティングファームの中途面接の特徴は「ケースインタビュー」
  3. 総合系コンサルティングファームでは「なぜコンサル?」「その根拠は?」と深掘る質問が多い傾向
  4. 新卒(第二新卒)コンサル面接の場合は専門性の代わりに地頭力を確認される
  5. 中でも戦略系コンサルティングファームは特に面接回数が多い
  6. コンサル中途面接のプロセス:書類選考→筆記試験→面接(複数回)→内定
  7. コンサル未経験者の転職の場合は「コンサルタント」の職位での採用が中心

事業会社とコンサル面接の違いは「なぜコンサルタントになりたいか」を論理的に語る必要がある

転職においてコンサルティングファームの面接で問われるポイントは、「なぜコンサルタントになりたいか」という志望動機 です。

単にコンサルタントになりたいだけでなく、「3年後、5年後…コンサルタントとしてどう成長していきたいか」「自身のキャリアのゴールとして何を目指しているか」を論理的に語る必要があります。

将来のキャリアのゴールと「コンサルタント」職を志望することを結び付ける必要があります。また、中途の場合には「コンサルタント職」を志望するための根拠として、自身の専門性をリンクさせることも大切です。

さらに詳しくコンサルティングファーム転職における志望動機の作り方について知りたい方はこちらのコラムをご参考ください。

コンサルタントへ転職するための「志望動機」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】

~新卒(第二新卒)向け~コンサルタントになるための志望動機の作り方

戦略系コンサルティングファームの中途面接の特徴は「ケースインタビュー」

コンサルティングファームの面接は、戦略系コンサルティングファームと、その他のコンサルティングファームで特徴が分かれています。

戦略系コンサルティングファームの場合、コンサルに不可欠な地頭力・プレゼンテーションスキルを試すためにケースインタビュー(ケースススタディによる面接)を用いてくることもあります。

(最近は総合系コンサルティングファーム、ベンチャーコンサルティングファームでも一部取り入れられている傾向があります)

ケース面接の内情や戦略系コンサルの対策方法について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考になさってください。

「正しいだけでは通過しない」戦略コンサルファームの【ケース面接】における落とし穴

「ケース面接対策の前」にやるべきこととは?一次面接の不合格者半数が「実質ケース面接までたどり着いていない」という事実と対策

総合系コンサルティングファームでは「なぜコンサル?」「その根拠は?」と深掘る質問が多い傾向

その他のコンサルティングファームは、先に述べた「なぜコンサルタントを目指すのか?」「そのための根拠・専門性は?」に質問のポイントが集約されます。

ただし、表面的に確認をするのではなく、ひとつの強みに対して『具体的には?』『なぜ?』とあらゆる角度から掘り下げて確認してくるので、しっかりとした根拠・ ロジック をもって対応していくことが大切です。

【得意分野、専門性】⇒【その強みを武器になぜコンサルタントになりたいか】という図式になります。

参考コラム「コンサル面接対策〜専門エージェントが教える面接のポイント〜」

新卒(第二新卒)コンサル面接の場合は専門性の代わりに地頭力を確認される

実践での強みを持たないキャリアチェンジ(第二新卒)の場合は、この得意分野、専門性の代わりに地頭力を確認することになります。

中でも戦略系コンサルティングファームは特に面接回数が多い

また、 コンサルティングファームの面接の特徴として、面接回数の多さが挙げられます。戦略系コンサルティングファームでは、4〜6回面接することも多々見受けられます。

また、1次面接:マネージャー⇒2次面接:ディレクター⇒3次面接:パートナー・・・というように、現場中心で面接が進み、人事よりも現場の意向が強く作用されるのも特徴といえます。

コロナ禍以降はWeb面接が増え、すべての選考過程をリモートで完結させるコンサルティングファームも増加傾向です。
高性能なWebカメラやマイクなどを用意し、自分の姿の映り具合を確認しておきましょう。

コンサル中途面接のプロセス:書類選考→筆記試験→面接(複数回)→内定

コンサル中途採用の選考プロセスは一般的には書類選考→筆記試験→面接(複数回)→内定となります。書類選考時に志望動機書の提出を求める会社も多くあります。

中途採用の書類選考時のポイントは、一般的に戦略系コンサルティングファームと総合・IT系コンサルティングファームで異なることです。
戦略系コンサルティングファームでは学歴と現職の会社規模と職歴を、総合・IT系コンサルティングファームでは年齢と職歴で判断しています。

書類選考が通過すると第2新卒クラスでは筆記試験となり、筆記試験は新卒面接とほぼ同じ内容となります。面接は、戦略系コンサルティングファームの場合には、ほとんどがケースインタビューです。
総合コンサルティングファームは一般企業と同じような面接とケースインタビューを同時に行うような面接スタイルを取るケースが増えています。また、質疑応答だけで終わるコンサル面接もあります。

ケースインタビューでは新卒面接時以上に高度な設問を出されるため、整合性のある回答が必須です。例えば財務諸表を渡されて「15分時間を与えますので、○○について考えてください。」など具体的なテーマによる面接となる場合が多くありま す。また一般的な面接では自己紹介や職歴の説明、志望動機を聞かれます。

コンサル未経験者の転職の場合は「コンサルタント」の職位での採用が中心

中途採用の場合、コンサルタント未経験者の採用は30歳前後が多く、入社した場合の職位を想定すると多くの場合「コンサルタント」となります。

ちなみに「コンサルタント」はプロジェクトの中でPDCAサイクルを、アナリストを使いながら一人で動かす役割で、主に「提案書・報告書の一部作成」「業務分析」「フィットギャップ分析」などを担当します。そのため、面接では即戦力性を加味した志望動機を充分にアピールすることが重要になります。

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今回の記事では、コンサルティングファームの中途採用面接の特徴と流れについてご紹介しました。

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