【目次】
3000人以上の方とお会いして見つけた「できる人の共通点」は2つ
キャリアコンサルタントは、仕事柄、たくさんのビジネスパーソンに会います。
これまでに軽く3000人を超える求職者と面談し、それ以上の履歴書と職務経歴を読み込む、そんな話をすると、「仕事ができる人って、どんな人なんですか?」と尋ねられることがあります。
ピカピカのキャリアを積んでいる人。これは履歴書を見ればわかります。弊社はコンサルティングファームに強いエージェントということもあり、学歴、社歴ともに輝かしい方が多いのですが、仕事ができる人、となると話がまた変わってきます。
実際に、学歴や社歴に特筆するものはなくとも、「この人は仕事ができるだろうな」と感じさせる方がいます。そのような方々は、企業人事の評価も高く、当たり前のように内定を獲得していきます。
お会いする方々との接点は、基本的には転職支援を通じてのみです。しかし、なぜ「この人は仕事ができる人だ!」と感じとれるかというと、転職活動も求職者と二人三脚で進める『仕事』だからです。
仕事としての〝転職プロジェクト〟を進める中で、「ああ、この人は転職しても大丈夫だろうな」と思わせる人に、私は2つの共通点を発見しました。
テトリス的な時間管理
まず、1つ目。これは皆さんも挙げると思いますが、時間管理です。
転職活動をするときには、企業に出向いて面接を数回するわけです。しかも複数社の面接を受ける。例えば3社を内定まで受けるとなると、3社×約3回。おおよそ延べ9回企業に訪問しなければいけません。
その話をすると、普通の人は「今、仕事が忙しいので、そんなに面接には行けないですねぇ。平日の夜であれば週1日くらいは調整できます」と、回答が来ます。まあ、これが普通の回答だと思いますし、仕事優先ですからね。
しかし、仕事ができる人は、候補日時をどんどん出してきます。朝8時、9時スタートとか、日中細切れで1時間を捻出、など。
1週間の時間管理をしっかりおこなっており、ゲームのテトリスのように隙間の1時間を生み出してきます。自分が持っている一つ一つのタスクを把握しており、またタスクの切り替えが早いので、捻出できるのでしょうね。
面接の日程調整を通じて、仕事における時間の使い方を垣間見ることができます。当然この方のこなせる仕事量は周囲を圧倒するでしょう。
参考:面接の「リスケジュール」「ダブルブッキング」など、企業側からマイナス評価を受けがちな面接の日程調整まとめ
情報不足でも突き進める力
そして2つ目は、情報不足でも突き進める力ですね。
求職者の方が私たちキャリアコンサルタントに質問をしてくることがあります。「次の面接官はどんな人ですか?過去どんな質問をしましたか? 職務内容はどんな感じで…」
これ自体はまったく問題ありませんし、私たちも持っている情報はできる限りお伝えするようにしています。しかし、よくある話で、実際に面接に行ってみると事前の情報と異なる場合があります。
面接官が2名出てきた、過去の面接情報で聞かれなかった質問をされて困った、仕事内容が想定よりも幅広そう、など想定と異なった状況になり、面接で力を発揮できなかったという感想を伺うことがあります。
こういう時の対応力で、仕事ができる人かどうか見えてきます。そもそも自分に自信がある人たちは、しっかり面接で自分自身を伝えきればよい! と割り切っているので、過去の面接の質問情報や想定の仕事内容は気にしない傾向があります。自分に合った業務を作り出してくれるだろう、と考えているようです。
面接は仕事と同じで想定外の連続です。その想定外を楽しんで対応できる方々は、仕事もできるだろうなと想像できますね。
時間管理を徹底している。予想外の状況に柔軟に対応できる。一見相反することですが、この二つを両立させている方を見ると、キャリアコンサルタントとしても自信を持ってクライアントにご推薦できます。ぜひ、心がけてみてください。
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