「給料が下がる以上にセリングが辛い」シニマネはどう生き残ればいいのか?

ひと昔前までは一貫型の職務が主流だったコンサルティング業界ですが、かつての「セリングもできてデリバリーもできるのがコンサルタント」という風潮は変わりつつあるようです。

しかしながら、クラスが上がれば一定以上のセリング能力が求められることに変わりはありません。

今回は「セリングが苦手」、「セリングをするくらいならポジションが上がらなくても構わない」という職人肌のシニアマネージャーが直面する問題と、その解決法についてまとめました。

関連コラム:「セリングだけでなくマネジメントもしたくない」スペシャリスト志向のコンサルタントのキャリアパス

【目次】

      1. 「給料が下がる以上にセリングが辛い」
      2. 大きなファームほどシニマネのセリング責任は薄い
      3. 冠がつくファームは親会社から案件が入って来やすい
      4. セリング専任部隊があるファームも
      5. セリングKPIなしというキャリアパスを用意するファームも

「給料が下がる以上にセリングが辛い」

一口にコンサルタントと言っても、

「現場にずっと居たい」

「給料が下がる以上にセリングが辛い」

という方は当然いらっしゃいます。

中には、デリバリーは超一級でも、別の筋肉を使うセリングで苦労し、それが理由で退職されてしまうケースもあります。

以下、そのような方の実際のキャリア・転職事例を元にいくつか選択肢をご紹介します。

大きなファームほどシニマネのセリング責任は薄い

大きいファームほどセリングの責任はパートナーに依ってくる傾向にあります。役割分担がしっかりしているため、シニアマネージャーのセリング責任はそこまで重くないと言えるでしょう。

一方で、小さい会社ほど同時にセリング能力を求められる傾向にあります。

このあたりは事業会社も同じでしょうか。ベンチャーほど兼任が多く、大手ほど専業化が進んでいくのは避けられない流れのようです。

冠がつくファームは親会社から案件が入って来やすい

これはあらゆる業界で共通ですが、いわゆる冠系ファームは親会社から降りてくる仕事や、本体を経由して入ってくる案件があり、割合の多くを占めています。

ある種営業ルートが確保されていると言えるため、セリングの優先度は薄くデリバリーに強い人を求める傾向にあります。

セリング専任部隊があるファームも

中には専任のセリング部隊があるファームも存在します。

(ただし、中長期的にはセリング・デリバリー両方できる人の割合を増やしたいというのが本音のようです)

セリングKPIなしというキャリアパスを用意するファームも

上記以外にも、各ファームでキャリアパスが多様化しつつあります。

最近では、デリバリーのプロと呼ばれるような方が「セリングKPIなし」のディレクターになったという事例も実際に存在します。

「セリングが苦手だから心機一転他の進路に挑戦する」というのももちろん選択肢の一つですが、デリバリーを極めて昇進する可能性も含めぜひご自身の適性に合わせてご交渉ください。

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今回は「セリングが苦手」、「セリングをするくらいならポジションが上がらなくても構わない」という職人肌のシニアマネージャーが直面する問題と、その解決法についてご紹介しました。

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