「Big4」各ファーム独自の「DX推進ポジション」特徴・転職年収事例・キャリアパスまとめ(2019.06時点)

2019年6月現在のマーケットのトレンドや状況を踏まえ、各ファームのおすすめのポジションについてご紹介いたします。

今回はBig4「DX推進ポジション」です。 DXが指し示す範囲はファーム毎にも異なりますが、各ファームでDX案件が増えており、SIer在籍者や事業会社のDX推進部門経験者、ITコンサル経験者は特に幅広いオポチュニティを有している状況です。

一方で、「DX推進」案件に関わりのないファームはないとも言え、「各企業が手掛けるDX案件の内容や、組織の強みが見えにくい」といった声もお聞きします。

そこで今回は、Big4の中でも同社の特徴が強く出ている、または他ファームにはない独自のサービスを提供しているDX推進に関わるサービスを提供するポジションの年収、キャリアパスなどについて、弊社の独自取材や、転職者の生の声などを交えてまとめました。 独自の内部情報や、新組織の情報等もございますので、採用マーケットのトレンド情報としてご参考にしていただければ幸いです。

【目次】

  1. デロイト トーマツ サイバー合同会社:サイバーセキュリティコンサルタント
  2. KPMGコンサルティング株式会社:Advanced Innovation Technology
  3. PwCコンサルティング合同会社:Emerging Technology
  4. EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社:Innovation Sector

デロイト トーマツ サイバー合同会社:サイバーセキュリティコンサルタント

デロイト トーマツ サイバー合同会社は4月より会社化され、6月より稼働が始まった新組織です。

同ポジションで働かれている方にお聞きしたところ、従来型の「情シス部門にセキュリティを売る」といった所謂【守り】の姿勢ではなく、カウンタパートである経営層に対し、競争力確保のための「取るリスク」といった【攻め】の姿勢でのセキュリティコンサルを積極的に推進しているようです。「サイバーセキュリティ対策はDXにおける「成功の推進力」」といったマイクロソフトの提言がありますが、DX推進におけるリスクを除き、成功へと導く大きな役目を果たすポジションだと言えます。

【案件事例】
・IT導入時のセキュリティ強化、ビッグデータ導入プライバシー、業法/規制対応時のセキュリティ強化
・自動運転、Fintech、医療装置関連サービス、IoT活用ビジネスなどのトランスフォーメーション支援

同社の採用ターゲットを人事部の担当者にお聞きしたところ、「セキュリティに関する知識やスキルはあれば嬉しいです」とのことですが、「同領域の経験がなくとも基本的には育成する方針です」とのことであり、コンサルティング経験があれば戦略コンサルからITコンサルまで幅広くチャレンジが可能です。 また、セキュリティや車載装置・医療機器・IoTデバイスの開発経験のあるプロダクトエンジニア・NWエンジニアも積極的に採用しています。

こちらの方に同組織の魅力についてお聞きしたところ、「デロイトのセキュリティはテック・コンサル両方とも手掛ける案件が多く、自分の得意分野でキャッチアップしながら、リスクを根本から解決するコンサルティングとしてのリスクアドバイザリースキルが身についた」とお答えいただきました。

また、同社はカウンターパートが経営層であることから、事業法人のCRO/CIO等の経営職を将来的に希望するものの、現状では”経営者ポジション(または候補)”への転職にリスクを感じている方に対し、「経営者としてのリスク視点」を得られるポジションでもあります。

  • チーフリスクオフィサーのプレゼンテーション資料の作成サポート
  • グローバル企業のリスク委員会における事務局業務
  • セキュリティポリシーの立案、それに基づく運用ルール策定・導入

など、事業会社における、CSOやCIO候補のポジションへ繋がる経験が得られるようです。

本格的な稼働が6月であり、弊社からの転職事例はまだありませんが、同社の前組織であるデロイト トーマツ コンサルティングのセキュリティコンサルタントの方は、警視庁からSIerへ転職後、SOC関連等のシステム開発に携わり、デロイトトーマツのサイバーセキュリティコンサルタントへ。数年間システム導入におけるリスク対策などに関わったのちに、事業会社のセキュリティ部門責任者というキャリアパスをたどっています。

(参考)「ニュースリリース デロイト トーマツ サイバー合同会社を設立」

KPMGコンサルティング株式会社:Advanced Innovation Technology

大手自動車会社のプロジェクトでは、ヒトや組織の”らしさ”を抽出しマッチングするアルゴリズムを開発し、人事業務の効率化・最適化を図る。eSportsに早くから注目し、有志でeSportsアドバイザリー組織を立ち上げるなど、従来型の「戦略→オペレーション戦略→業務→IT」ではなく、「テクノロジーを起点にした経営・ビジネスの変革」が可能なポジションです。

主なソリューションとしては、クライアントが抱える経営課題に対して、

  • データを活用した課題の可視化
  • 最適な業務処理に関する予測・最適化
  • デジタル技術を組み合わせた業務の自動化
  • 新たなビジネスモデルの構築に関するデジタル戦略、計画の立案から実行、実現まで

上記のサービスを提供しています。 デジタル技術を実際に開発するフェーズから、ビジネスモデルの構築に生かすなど、開発から実行までワンストップで関われる点が同部門の魅力でしょうか。

採用ニーズとしては、

  • ITに関連したコンサルティング経験
  • データ分析のご経験

と比較的要件を絞らず、幅広く専門性を持った方を採用しているようです。

最近の弊社からの転職事例では、

  • 27歳男性、年収600万 (ベンダーにてミドルウェアのテクニカルサポート)
    ⇒ビジネスアナリスト、年収660万円
  • 25歳男性、年収700万 (外資系総合ファームのエンジニア部門にて、データ分析プラットフォーム構築やクラウド領域の開発)
    ⇒ビジネスアナリスト、年収700万円

※タイトル毎の詳細な年収レンジは非公開のため、お問い合わせください

など、データやテクノロジーの知識を用いた問題の特定、分析に優れた方が過去に書類通過、内定になっております。 ただし、実際に弊社より入社された方は、「プログラミングスキルに関しては不得意なところもありましたが、各メンバーに何かしら秀でたところがあり、分からない点に関してはお互い教えあう風土があります」と、入社後のキャッチアップに関しても心配ないと言えそうです。

また、同ポジションでは、

  • デジタル技術を組み合わせた業務の自動化推進
  • データを活用した課題の可視化
  • 新しいテクノロジーを用いたプロダクトの開発

などコンサルティング~開発まで幅広いプロジェクト経験が積めることから、事業会社における「データ分析を肝にしたビジネス立ち上げ」から、「先端技術を用いた業務改革」まで、多くのポジションに通じるスキルが磨けるようです。

  • WEBサービスの顧客データを利用したブランド戦略と、プロダクトの立ち上げ(要件定義から開発・実行まで)
  • グループ各事業の業務負荷を数値で捉えた上で、業務生産性を向上させるための企画立案から実行まで

上記の事業会社ポジションへのキャリアパスとなるでしょうか。

(参考)「eSportsを通じた新しいコンサルタント像の創造。」

PwCコンサルティング合同会社:Emerging Technology

同ポジションで働かれている方にお聞きしたところ、最新テクノロジーを活用した戦略策定~ソリューション開発だけでなく、IT・テクノロジー領域におけるデューデリジェンス/PMIといった、Dealsまで参画できるオポチュニティを有する点が他ファームDXポジションと比べて特徴です。

【案件事例】
・ロボティクス産業成長を加速させるエコシステムアプローチ
・ドローン活用推進企画プロジェクト
・VR/AR/MRを活用した体験型顧客接点創出プロジェクト

採用ニーズとしては、

  • 大手ファームでのテクノロジーコンサルティング経験
  • 最新技術を利用した経験または類似する学業の経験

上記の経験が必須であり、シニアコンサルタントまではIoT・AR・VR・ブロックチェーンなど入社後にソリューションとして用いる最新技術を利用した経験(または類似する学業経験)が求められ、マネージャー以上ではコンサルティングファームにおけるプロジェクトマネジメント経験や、クライアントとのリレーション経験が必須となるようです。

弊社からの転職事例では、

  • 35歳男性、年収760万 (事業会社にてAIやIOTを使用したソリューション開発から導入まで経験)
    ⇒シニアコンサルタント、年収850万円

上記の例があります。

※タイトル毎の詳細な年収レンジは非公開のため、お問い合わせください

キャリアパスとしては、DealsといったハンズオンでのIT導入経験や、企業立ち上げ経験を得られるため、直近の転職市場においてニーズの高い「デジタル事業を立ち上げられる」といった「デジタル経営人材」を目指す方に最適なポジションでしょうか。

実際には、ベンチャー企業における

  • IT経営改革室(次世代リアル店舗 ・新販売モデル・新サービスの企画など)
  • ICTやAI領域における新規事業開発の推進

上記ポジションをキャリアステップとし、経営のトップを目指すイメージでしょうか。

(参考)「エマージングテクノロジー | PwC Japanグループ」

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社:Innovation Sector

AI/IoT/Roboticsに豊富な知見を持ち、講演・書籍監修なども豊富な、日本におけるNew-Techを用いたDXの第一人者が現在の組織TOPです。 案件は基本的に、「新規事業立上げ×先端技術」に関わる領域にフォーカスして受注。「AIで何をしていいのかわからない」という状況のクライアントから相談を受け、戦略立案から実際にその戦略を実行するための組織設計含めサポートを行っています。

採用ニーズとしては、

  • コンサルティングファームでのPMO経験(顧客折衝、案件ドライブのできる方)
  • SIer、調査会社、事業会社での企画系経験
    ※テレカンレベルの英語力

など、「手を動かす」よりは、基本的なコンサルスキルや企画経験者を幅広く求めているようです。

弊社の転職事例としては、

  • 28歳男性、年収600万 (シンクタンクにおける官公庁向け調査・コンサルティング)
    ⇒シニアコンサルタント、年収750万円
  • 31歳女性、年収750万 (外資系戦略ファームにて金融機関向けに経営戦略立案)
    ⇒シニアコンサルタント、年収850万円

※タイトル毎の詳細な年収レンジは非公開のため、お問い合わせください

男性の方はシンクタンクでの調査、女性の方はピュア戦略と前職はほとんどITと関係ないキャリアを歩まれている方ですが採用へと繋がっており、ポテンシャル重視の採用であることが分かります。

また、チームは少人数構成で、AI・IoTに関わる案件は基本的にすべて本チームを通されるなど、「最先端テクノロジー × DX」のスペシャリストを目指す方におすすめのポジションのようです。

さらに、クライアントは基本的にベンチャー企業であることが多く、「広告代理店の、デジタル人材組織立上支援案件」など、先端技術を使った事業立ち上げ経験も積めるため、同ポジションをステップに、ベンチャー企業における、

  • AIを活用した新規事業における事業開発ポジション
  • AIやIoTなどの先端テクノロジーを使ったデータ活用事業の立ち上げポジション

などのキャリアを歩むことができるようです。

(参考)「イノベーション|EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社」

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Big4の中でも同社の特徴が強く出ている、または他ファームにはない独自のサービスを提供しているDX推進ポジションの年収、キャリアパスなどについてご紹介しました。

キャリアでお悩みの方、上記案件にご興味のある方、マーケットについてより詳しく知りたい方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。

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