コンサルファーム「大阪拠点」の進出フェーズにおける働き方の違い

こんにちは、アクシスコンサルティングの福原です。

コンサルティング業界では依然としてクライアントからのニーズが高く、採用熱も高い状況が続いております。これは東京に限ったことではなく、大阪エリアでも採用熱が高い状況であり、各社で大阪拠点の拡大に向けた動きが加速してきています。しかし、関西出身の現役コンサルタントの方とお話をすると

• 「いずれは関西に戻りたいが、コンサルとして働くには東京を拠点とするしかないですよね？」
• 「そもそも、大阪でコンサルの仕事ってできるの？」

といった声をよくいただきます。

(参考)「コンサルティング「関西拠点」へのよくある不安と回答例」

https://www.axc.ne.jp/column/media/careertips/kansaiqa

そこで今回は、コンサルファームの大阪拠点の現状にフォーカスをして、拠点進出のフェーズと働き方の関係について、カテゴリー分けをしてご案内します。

【目次】

1. 1. 1. 1. 1. 間借り拠点フェーズ
            2. オフィス設置フェーズ
            3. 独自採算フェーズ
            4. (おまけ)大阪のマーケット状況と働く魅力：売上トップ10社中3社を大阪拠点が担う総合系ファームも

間借り拠点フェーズ

こちらが一番ライトな拠点の設け方です。例えば、大手外資ファームのA社では自社でオフィス契約は行っておらず、案件ベースで大阪へ出張し、グループ企業の事務所を間借りしている状態です。案件ベースであるため、受注状況次第では関西ではなく、東京のプロジェクトにアサインされる可能性も大きいと言えます。

オフィス設置フェーズ

多くのコンサルファームがこちらに当てはまります。ただし、会社として拠点を構えていても、部門（インダストリーやコンピテンシー）によっては大阪に拠点がない場合も多々あります。その場合、上記「間借り型」と同様に案件ベースでの出張で対応するケースが多く、東京勤務の可能性も出てきます。

独自採算フェーズ

大阪拠点が一定の規模に成熟しているファームでは、東京拠点とはPLを分離し独立採算で運営がなされています。ここまで拠点が成熟しているのは業界内でも数社しかありません。東京拠点の小規模版が大阪にあるイメージで、必然的に生活の基盤は大阪となります。

上記のように、一口に大阪拠点と言っても、その内情は様々です。会社単位だけでなく、部門単位で拠点のあり方をチェックすることが重要です！

(おまけ)大阪のマーケット状況と働く魅力：売上トップ10社中3社を大阪拠点が担う総合系ファームも

大阪マーケットの状況ですが、2025年万博開催決定やIR招致など、今後の関西経済にはポジティブな要素が多いです。とあるパートナー曰く、「産業・経済が非常に伸びているのでおのずと事業会社も動く。そしてビジネスチャンスが広がる」と語っています。

尚、会社全体における売上クライアントトップ10社の内、3社を大阪拠点が担当している外資系ファームもあります。それでも「関西にコンサルティングファームはまだ根付いていない、これからまだまだ伸びる」という見通しからも、大阪マーケットの勢いが感じられますね。

また、ファームによっては人数が少なくワンプール制のため、「東京ほど組織の垣根が高くなく、領域を限定せず幅広い経験が積める」といったメリットも。これからのコンサルは一つの専門性にとどまらず、様々な課題に対してクロスインダストリー/クロスファンクションで新しい価値を創造できる人材が求められてくると想定されるため、関西エリアは経験の幅を広げ、世の中のニーズにマッチしたキャリアを形成するという点でも魅力がありそうです。

また、東京に比べて小さな組織なので、組織運営にも参画しやすく「関西拠点や一部門のトップになれる」とったチャンスも東京以上に身近に感じられるのではないでしょうか。

ちなみに、業界の特徴としては製造業や製薬業が多く、必然的にグローバルプロジェクトが多いのが大阪案件の特徴です。

※詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

「コンサルファーム「関西拠点」の特徴と、関西だからこそ得られるスキルと経験」

https://www.axc.ne.jp/media/careertips/kfskill

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今回の記事では、コンサルファーム「大阪拠点」の進出フェーズにおける働き方の違いをご紹介しました。

キャリアでお悩みの方はぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。