経営コンサル「第二新卒」転職でのエージェント/リファラル/自己応募それぞれのメリット・デメリット

第二新卒で経営コンサルティングファームへの転職を目指そうと思う場合、多くの方がまず転職エージェントと面談し、転職エージェント経由で希望する企業への申し込みを検討することと思います。

一方で、経営コンサルティングファームで働いている友人から「リファラル(知人紹介)採用の制度があるよ。紹介しようか?」などと声をかけられた方や、採用ホームページ経由で第二新卒枠や希望の部門に自己応募できることに気づいた方もいるかと思います。
では、コンサルティングファームへ第二新卒でキャリアチェンジを目指す際に、どの応募方法がより受かりやすいのでしょうか。
またそれぞれが「自分経由が一番いいよ」と言っているのであれば、客観的なメリットとデメリットは何なのでしょうか。

今回は、第二新卒で経営コンサル転職を目指す場合の、転職エージェント・リファラル採用・自己応募それぞれのメリット・デメリットを解説します。

【目次】

  1. 第二新卒がコンサル転職を目指す際の応募方法のポイント
  2. 転職エージェント経由応募のメリット・デメリット
  3. リファラル(知人紹介)経由のメリット・デメリット
  4. 自己応募のメリット・デメリット

■第二新卒がコンサル転職を目指す際の応募方法のポイント

①内定への近道はご自身の状況次第!適切な応募方法を選びましょう

「第二新卒の方が経営コンサルティングファームに行くには、この応募方法がいい!」という絶対的な正解はありません。
これから詳細を説明しますが、まだ書類作成や試験、面接などの対策が全くできていない方には、サポートを無料で受けられる転職エージェントがおすすめですし、準備もある程度ご自身で進めることがき、希望する企業・部門への紹介をしてくれる知人がいるのであれば、リファラル採用がおすすめです。
ご自身のコンサル転職に対する準備の度合いによって、適切な応募方法を選ぶ、または併用するようにしてみてください。

②企業によっては自己応募に切り替えることも覚えておきましょう

あまり数は多くありませんが、人気企業や採用方法に強いこだわりのある企業などの場合、転職エージェントや求人広告経由での採用は行わず、自己応募のみ受け付けている企業もあります。
転職エージェント経由で転職活動を進めている場合も、希望する業界の中で紹介された企業以外に申し込みたい企業はないか、ご自身でリサーチをし、企業によっては並行して自己応募することが大切です。

■転職エージェント経由応募のメリット・デメリット

メリット①選考に必要な職務経歴書などの書類と、試験・面接の準備などの対策のサポートを得られる

転職エージェントは、利用者が応募したい企業について、どのような試験が実施されるのか、面接ではどのようなことを聞かれることが多いか把握しているため、内定に向けた適切なサポートができます。求職者にとっては、必要書類をブラッシュアップしたいとき、過去に聞かれた面接の質問や回答を知りたいときなどに活用できる点が大きなメリットです。

メリット②公開されていない内情・企業の文化などの情報を得られる

転職エージェントは企業ごとに担当者がついており、他社との違いはもちろん、その企業の文化・事業や組織の特徴・給与などの待遇面について、かなりの情報が集まっています。選考に向けた対策だけでなく、その企業の内情を踏まえた客観的なアドバイスをもらうことが可能です。

メリット③客観的にご自身にマッチしそうな企業・ポジション、ご自身の知らなかった企業を提案してもらえる

ご自身の経験や志向を踏まえ、自分では思いつかなかった企業・ポジションを紹介してもらえることが、転職エージェントに登録する大きなメリットの1つです。経験や志向に客観的にマッチするポジションを提案してもらうことで、選択肢を広げることができます。

メリット④給与などの条件交渉をエージェント経由でできる

内定獲得をした際に、給与などのセンシティブな条件面の交渉や、他企業との選考状況を踏まえた内定受諾期限の交渉などを、エージェント経由で実施してもらうことができます。

デメリット①採用コストがかかるため、ターゲットとギャップがある際に企業は慎重になる

転職エージェントは、提案した候補者がある企業に転職した場合に、その転職決定先から報酬を得るため、企業からすると転職エージェント経由での採用にはコストがかかることになります。そのため、想定しているターゲットからギャップがある場合は、採用に慎重になることが多いのです。

デメリット②サポート方法や質は転職エージェント・担当により差があるため、転職エージェント選びに要注意

扱っている求人の数だけでなく、内定に至るまでの各種サポートについて、転職エージェントや担当によって質の差が大きくあるため、転職エージェント選びはしっかりと行う必要があります。
例えばかなり細かく提出書類にフィードバックをくれたり、何時間も面接練習に取り組んでくれたりする担当者がいる一方、必要最低限のサポートしかしなかったり、自社経由での応募や特定の企業のポジションを強引に進めたりする担当者も見かけます。
そのため、サービスに定評のある転職エージェントを選んだり、ホームページに記載されている実績のある担当者を指名したりするなど、よりよいサポートを得るために工夫することをおすすめします。

デメリット③扱っていない求人がある場合、自己応募や他転職エージェントの併用が必要

前述のとおり、申し込みたい企業について、自己応募しか受け付けていない、または他転職エージェント経由であれば申し込めるケースがあります。その場合は、企業によっては自己応募をする、または他のエージェント経由での申し込みを並行して実施し、ご自身でスケジュールを管理する必要があります。

■リファラル(知人紹介)経由のメリット・デメリット

メリット①紹介してくれた知人から業務や内情などの詳細を聞くことができる

企業文化や労働環境、業務内容についてなど、知人から内情を聞いた上で申し込みができるため、採用後のミスマッチが低くなります。

メリット②知人経由での紹介のため信頼性があり、書類審査が通りやすくなることがある

リファラル採用が上手くいった結果、リファラル採用に信頼を置いているコンサルティングファームは多くあります。そのため、転職エージェント経由よりも書類審査が通りやすくなる可能性があるのです。

デメリット①採用されやすい部門で申し込まれるリスクがある

リファラル採用が成功した場合、紹介した知人に謝礼を支払う企業が複数あります。そのため紹介した知人が、転職を希望するご本人が希望する部門・業務ではなく、受かりやすい部門への申し込みをしてしまうリスクがあります。
知人紹介だからと言って全て知人に任せずに、どの部門に申し込み、どのような業務に携わりたいのか、しっかりコミュニケーションを取り共有しましょう。

デメリット②面接対策などのサポートが十分に受けられない

知人はその企業に受かった経験があるため、多少のアドバイスをすることはできますが、提出書類のフィードバックや面接対策など、ご本人の状況に合わせた適切なサポートを十分に提供することは難しいものです。
知人からのアドバイスに頼りすぎず、ご自身でしっかりリサーチし、準備をした上で申し込みましょう。

■自己応募のメリット・デメリット

メリット①募集を自己応募のみで行っている求人に応募できる

転職エージェントや求人広告に頼らずとも採用ができている人気企業や中小企業を中心に、人材募集を自己応募のみで行っている企業があります。
行きたいと思っている企業について、転職エージェントから提案がなかったり、求人広告で見つけられなかったりした場合は、その企業のホームページから直接応募しましょう。

メリット②採用コストがかからないため、選考のハードルが下がることがある

前述のとおり、転職エージェントや求人広告経由で転職した場合、その転職エージェントや掲載メディアは転職決定先の企業から報酬を得ます。
そのため採用を行う企業からすると、転職エージェントや求人広告経由での採用にはコストがかかります。
転職希望者から直接応募があった場合は採用コストがかかっていないため、選考の際のハードルが下がる可能性があるのです。
申し込みをしたい企業やポジションが決まっている場合は、自己応募も取り入れながら進めるといいでしょう。

デメリット①面接対策などのサポートが十分に受けられない

自己応募で選考に進む場合は、その企業の選考プロセスと、それぞれへの対策について、転職エージェントからサポートを受けることができません。そのためご自身でリサーチし、対策を進める必要があります。

デメリット②ご自身が考えられる範囲での求人にしか出会えない

自己応募で採用に申し込む場合は、ご自身でその企業の採用情報と申し込みができるポジションを調べながら転職活動を進めるため、ご自身が想定していなかった・知らなかった企業やポジションについて、客観的に提案を受けられません。
可能性や選択肢を広げたいと思う場合は、希望の業界を調べたり、ご自身の経験を活かせそうな職種について思い込みを持たずに開拓してみたりするといいでしょう。

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>コンサルタントへのキャリアに関する記事

コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html

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くり返しになりますが、第二新卒で経営コンサルティングファームへのキャリアチェンジに成功する絶対的なルートはありません。
ご自身の状況を見極め、転職エージェントや知人紹介、場合によっては自己応募も組み合わせながら、転職活動を進めましょう。コンサルへのキャリアをお考えの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。


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