事実上、カジュアル面談は存在しない

多くのコンサルティングファームは中途者向けの採用活動で、カジュアル面談の場をもうけています。

本格的な選考に入る前、フランクな雰囲気の中で採用者と候補者がお互いのアピールや質疑応答を行うのです。お互いの本音を把握し、ミスマッチがないか確認できる貴重な場であり、BIG4 FASの1つであるPwCアドバイザリーも取り入れています。

しかし「カジュアル」だからといって、気を抜いて良いというわけではなく、注意点もあります

今回はコンサル志望者がカジュアル面談を活用するためのポイントを解説するので、ぜひ参考になさってください。 

【目次】

  1. カジュアル面談は面接前の情報交換の場
  2. カジュアル面談で選考前に判断材料を得られるのがメリット
  3. カジュアル面談では人物面を評価される
  4. カジュアル面談で課題解決力をアピールすると良い
  5. カジュアル面談の場を作るポイント

面談は面接前の情報交換の場

カジュアル面談は本格的な選考に入る前、企業と休職者が情報交換する場です。求人企業の人事、現場のTOP、場合によっては役員が候補者と会い、事業概要や依頼したい仕事内容などをお話しします。

代表的な流れを解説すると、まずはお互いに自己紹介をしてアイスブレイクから始めます。次に企業側が自社の詳細を伝えつつ、働く魅力をPRするというのが一般的な面談内容です。

カジュアル面談で選考前に判断材料を得られるのがメリット

求職者側が面談をするメリットは、先方の話を聞いて今後選考を受けるかどうか、判断材料を集められる点です。会社によっては、面談の時点で求職者は志望理由や職務経歴なども一切用意しなくて良いという場合もあります。

そのため企業の情報を集めたい人や雰囲気を知りたい人が、気軽に活用できる貴重な場といえます。選考前に自分に合った企業か把握しやすく、内定後のミスマッチを防ぐために活用できるのです。

しかしカジュアル面談は「情報交換の場」であるため、求職者側は受け身でいるわけにはいきません。当然、企業側に共有すべき情報もあるため、通常の面接と同じく事前準備が不可欠です。

ではカジュアル面談に向けて、何を準備すべきなのでしょうか。

カジュアル面談では人物面を評価される

カジュアル面談に必要な準備内容は、採用する側の事情を考慮すると見えてきます。

求人を出す企業側としては、カジュアル面談で狙っている人材とコンタクトが取れるので、口説くためのチャンスです。最大のメリットは、ターゲット候補者の人物面を確認できる点。

したがって、カジュアル面談で「人物的に違うかな」と判断される人も当然います。カジュアル面談は選考を伴うわけではないとされていますが、実態は企業が人物面を確認して採用するか参考にする場でもあるのです。

つまり、カジュアル面談も採用活動の一環であることはしっかり念頭に置いておきましょう。

カジュアル面談で企業側に低く評価されやすいのは、主に以下の点にあてはまる人物です。

・マチュア(成熟している人材)ではない
・雰囲気が社風に合わない
・シャツにジーンズなど服装がラフすぎる
・給与/年収など待遇面ばかりを気にしていて何のために仕事をしているのかわからない

面談で企業側は相手の本音を聞くことで、人物面を評価しています。つまりカジュアル面談で本性に対して悪い印象がついてしまえば、その後の採用活動でどれだけ頑張っても巻き返すのが難しいのです。

会社によってはカジュアル面談と銘打ちながら、その場で合否を決めるため、選考を始めることもあります。「選考ではない」と言われても言葉通りに受け取らず、入念に準備して想定外の事態に備えなければなりません。

したがって、カジュアル面談でも通常の面接に臨むのと同じ緊張感を持ち、しっかり準備をしてから臨みましょう。少なくとも人物面が優れていると思ってもらえるよう、面談の場を設けてもらえたことに感謝を表しつつ、誠実に対応することが大切です。

カジュアル面談で課題解決力をアピールすると良い

カジュアル面談では、会社に関する説明が終わると質疑応答の時間になるため、求職者側は不明点を質問できます。このとき会社に興味を持った理由や、会社にとって理想の人物像に近いことをアピールすれば、好印象を持ってもらえるでしょう。

また面談で会社の話から、直近の課題を見抜いて解決策の提案までできれば、即戦力として期待してもらいやすくなります。特にコンサルタントはクライアントの課題を見極め、適切な提案をすることが仕事ですから、このアピールは重要です。

面接の逆質問と同じで、「特に質問はありません」と言うのはNG。

質問内容から志望度の高さを見極められているため、積極的に質問するのが大切です。事前に企業の公式サイトや転職エージェントの情報を活用し、直近の案件や社風までひと通り確認しましょう。

そのうえで「どうしても手に入らなかった情報」について質問するのがおすすめです。企業について自社社員並みに深く調べ上げていれば、やる気のある人材だとアピールできます。

逆に企業側から、転職活動を始めた理由、前職での仕事内容と成果などは質問される可能性があります。選考の面接ほど掘り下げられないにせよ、カジュアル面談の前に自身のキャリアについて棚卸しを行うのがおすすめです。

カジュアル面談の場を作るポイント

すべての企業がカジュアル面談を実施しているわけではありません。ただ企業と情報交換して、自分とマッチしているか確認したい人は多いでしょう。

そこでおすすめなのが、自らカジュアル面談の実施をお願いすることです。

「ぜひ御社に行きたいのですが、他社よりも魅力的な点を確認したいため、面談でお話をうかがいたいです」

このように希望を伝えると、一度話す機会を設けてもらえる可能性があります。より確実に面談を受けたい場合は、転職エージェントに依頼すればスムーズにセッティングが完了しやすいでしょう。

弊社でも求人企業からヘッドハンティングを依頼されて、ターゲットとなる候補者の方々とお会いすることが多いです。

つまりカジュアル面談を実施したいのは、企業側も同じということ。ただ忙しい求職者に配慮して、申し出ないケースもあります。

しかしヘッドハンティングされる側の方は「なんで自分なの?」「どういう仕事なの?」と聞いてみたくなります。そこで転職エージェントが双方をマッチングさせるため、カジュアル面談を設定するのです。

「一度企業の話を聞いてみたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。また以下の記事ではカジュアル面談について、面談後の流れも含めてより詳しく解説しているので参考になさってください。

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面接と何が違う?「カジュアル面談」とは。【メリット・服装・内容まで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2013/0921/2078.html

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今回はコンサル志望者向けに、カジュアル面談の実情についてご紹介しました。

キャリアでお悩みの方はぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。


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