コンサルタントの転職先の選び方

転職先を選ぶポイント

転職活動終盤、幾つかオファー(内定)が出た時どのように転職先を選べばよいのでしょうか?皆さん、いくつかのパターンに分かれますがおおよそこの5つが多いようです。

  • 年収・待遇・タイトル
  • 業務内容
  • 社格
  • 社風・人柄
  • 企業の将来性

転職活動前に重視していたことと、実際に入社を決めるポイントがずれることも多いです。たとえば、転職の目的が年収UPだったとしても、最終的に業務内容で転職先を決められる方も少なくありません。

どのような基準で選ぶのが正解なのでしょうか?選ぶ基準は人それぞれでかまいません。最終的に「覚悟できる」と思えばよいのではないでしょうか。

  • 前職よりこれだけ待遇が上がったから
  • こんな業務経験を積めるなら
  • こんな人達と仕事ができるなら
  • こんな会社に勤められるなら

多少厳しくても・思い通りにいかなくても我慢できるかということですね。

ビル

コンサルタントから事業会社へ?

弊社でもコンサルティングファームから事業会社へ転職したいという相談はよく受けます。ここである30代半ばの男性の転職事例をご紹介します。外資系コンサルティングファームで10数年キャリアを築かれたUさん。Uさんの強みである「自動車業界」向けの業務プロセスに関するコンサルティングの経験を、自動車関連業界で当事者として今までのキャリアを活かしたいという転職動機でした。

しかし、現実的には自動車関連業界への転職はとても厳しいものです。そもそも業界的に中途採用を積極的に実施する企業が少なく、コンサルタントが希望する「企画」や「マーケティング」ともなると、プロパー社員の中でも選ばれた社員が就けるポジション。

そこへ三十代代半ばのコンサルタントが中途で入社するというのは現実的ではありません。

同業への転職を勧める

待遇面においても年収の高いコンサルティングファームからの転職ですと、ダウン提示は覚悟せねばならず、ポジションの希少性や条件面等、全てのバランスにおいて厳しい戦いになります。

そこで、同業への転職意思は低いUさんでしたが、某大手コンサルティングファームが製造業、特に自動車関連のプロジェクトを多く抱え、マネージャー職を積極的に採用されていることをUさんに伝えました。

そして、同ファームの自動車関連プロジェクトにアサインされている多くのメンバーが自動車メーカー出身者であり、実際に自動車メーカーで働くこととコンサルタントとして働くことの違いがわかることも提案しました。

同業への転職意思が低いこともあり、まずは面接ではなく情報交換を目的とした面談を設定し、ファームのパートナーと面談したところ、Uさんからの回答は次のようなものでした。

コンサルタントとして生きる覚悟を決める

「いやぁ、正直びっくりしました。自分の所属するファームのプロジェクトと比べて、規模も大きく、テーマも魅力的。また、今日お会いしたパートナーのSさんがとても素敵な方で終始、話に引き込まれていました。Sさんが自動車メーカー出身ということもあって、かなり突っ込んだ質問をしたのですが、全く嫌な顔せず、すべて正直に話をしてもらえました。結果、自分はコンサルタントの方が向いていることに気づきました。いかに自分が井の中の蛙だったかを痛感しました。ぜひ、このまま話を進めてください。」

結局、自動車メーカーや他ファームを受けることなく、上記の1社のみ選考を進めたUさん。二度の面接も難なくクリアして、スムーズに内定へ至りました。内定通知書を手にされたUさん。しみじみとこう語ってくれました。

「コンサルを長く経験していると『いつかは事業会社へ転職』というのがいつの間にか体にしみついていました。でも、今回の面接を通じて、『コンサルタントって面白い仕事だな』って再認識しました。私、生涯いちコンサルタントとしてますます磨きをかけます。」

Uさんも最終的に、コンサルタントとしてのキャリアを「覚悟」されたようです。

事業会社の仕事も体感できるコンサルティングファーム

また、とあるコンサルティングファームで、戦略・業務コンサルティング部隊の人事の方に仕事の魅力についてお聞きしたことがあります。

「戦略系コンサルティングファームの中には、いまだにクライアントに対して提案書を書いていくら、という古いスタイルを続けている会社が多いんです。しかし、今のクライアントは提案書だけではなく、成果をコミットして欲しいというニーズに変化しているんですよね。その点において、当社は戦略、経営コンサルから、ITコンサル、開発、運用、アウトソーシングとなんでも自前で解決できるリソースを持っているので、まさに時代のニーズにマッチしたコンサルティングファームだと自負しています。実際、そういった戦略系コンサルティングファームから転職してきたコンサルタントは前職よりも顧客満足度の高い、充実した仕事ができていると言っています。」

こちらのコンサルティングファームで活躍したコンサルタントは、事業会社に転職してもフィットする環境があるそうです。

「長期(3~5年)にクライアントの経営企画部門、事業企画部門に入り、クライアントと一緒になって会社の成長に貢献していく仕事ができます。また自社の経営に対しても社員が出したアイデアを実現できる風土もあります。ですので、いきなりコンサルティングファーム⇒事業会社という選択肢ではなく、事業会社の仕事も体感できる同社のような会社をワンクッション挟んでも絶対遅くはないと思うんですよね。確実にキャリアリスクを軽減できるし、結果的に長期的視点でその方にとってよいキャリアが築けると思います。」

事業会社だからコンサルティングファームだからと区別するのではなく、「業務内容」の中身を深堀りして、決めることが重要になります。

ビジネス

転職先を決めたら

そして転職先を決めたら、辞退した会社への未練は完全に断ち切るのが理想です。未練があったら次の会社で他責になりがち。パフォーマンスを出せるわけがありません。

先日、4年ほど前に転職サポートさせていただいた方と久しぶりに食事をしました。非常に優秀な方で、当時コンサルティングファーム3社から内定を獲得し、社風に惹かれたファームに入社されたのですが、入社直後に配属された事業部が解散。別の事業部へ配属となったと同時に、一度相談に来られました。

てっきり転職の相談かと思いきや、経験が積めるソリューションの内容が変わったのでどのようにキャリアを積めばよいのかの相談でした。

事情を話せば内定を辞退した2社はこの方を受け入れたかもしれません。でもご本人は「自分で選んだ場所なのでできるかぎりの努力をしたい」と辞めることは一切考えていらっしゃいませんでした。あれから4年と少し。コンサル未経験でしたがスピード出世して、今ではシニアマネージャーです。

転職先は人脈もありませんし前職とルールも違います。置かれた環境でベストを尽くすためにも、内定を辞退した企業への未練は断ち切ることが重要と気づかされた出来事でした。

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