コンサル会社の「RPA要員エンジニア」のキャリアパス

近頃、『RPA』という単語を耳にする機会も増えました。

ご存知の通り、Robotic Process Automation=ロボティック・プロセス・オートメーションと呼ばれ、「定常業務のロボット化」が主戦場でしょうか。
企業への早期導入が叫ばれる中、コンサルティングファームも例外ではなくRPAに対応できるエンジニアの採用を強化しています。

そこで、今回はコンサルティングファームにおけるRPAエンジニアの需要や年収を含めた求人例、入社後のRPAエンジニアのキャリアパスについてご紹介します。

【目次】

  1. ニーズが活発なRPA領域
  2. ただし「上流や先端技術に行きたいからRPA」は期待がずれる可能性あり
  3. RPA要員エンジニアからのキャリアパス

ニーズが活発なRPA領域

現在、業務効率化を進める企業のRPA導入ニーズが活発です。
実際に『RPA』という単語を耳にする機会も増えたのではないでしょうか。
コンサルファームにおいても、RPAに対応できるエンジニアの採用強化が進んでいます。

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求人例①外資系総合ファーム
職務内容:RPAエンジニア:RPAツールの開発/導入/メンテナンス
コンサルタントによる業務分析・ソリューション提案後、オフショアに依頼するのではなく最先端のテクノロジーを学んだ自社のエンジニアが開発からメンテナンスまで手がける。
必要条件:システム開発経験3年以上、Web開発経験/機械学習/Analyticsのいずれか、日常会話以上の英語力
年収:400万〜1,000万円

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求人例②:外資系総合ファーム
職務内容:RPA導入におけるPMO、他ERPシステムとのインテグレーション対策、継続的なバージョンアップ対応
必要条件:SIにおけるプログラミング経験など、
年収:600万〜1,800万円

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求められる要件はSEや技術職に近しいですが、まだまだ新しい領域のため、年収条件などもよく、間口は広いと言ってよいでしょう。

ただし「上流や先端技術に行きたいからRPA」は期待がずれる可能性あり

RPAをどこからベンダーになげるのか、自社で構築するのかはファーム次第になります。
ですが、RPAの導入一度が終わった後はパラメーター設定などいわゆるエンジニアリングの仕事が多く発生します。

売り手市場のため、このタイミングでコンサルファームへと転職するエンジニアの方も多くいらっしゃいますが、上記の業務比率から、転職後も通常のエンジニアリングを担当するケースが少なくありません。
こうなると、「上流や先端技術に行きたいからRPA」でコンサルに入社すると、期待値がずれてしまう可能性もあります。

これはあらゆるキャリアに当てはまりますが、「RPAを経験した後どうするか?」をあらかじめ計画しておくことが大切です。
入り口としては既に一定以上の企業ニーズが発生しているため追い風状態ですが、その後に漫然と受け身で過ごしてしまうと、例えばもし、RPAが一巡してニーズが落ち着いてしまった際に社内で居場所がなくなる危険性もあります。

RPA要員エンジニアからのキャリアパス

まずは、RPAのプロとしてフリーランスとして独立できるレベルになるのが分かりやすいパスでしょうか。
より上流のRPAの導入からメンテナンス対応までできるようになり、パッケージ導入コンサルへと汎用化していくパスも考えられます。

もちろん、RPAに加えて掛け算で何か別の技術を身に着けていたり、他の分野に関する知見がある方が選択肢は広がるでしょう。
業務のトランスフォーメーションまでを考えられるようになり、業務改革のプロフェッショナルとしての道へ進むのも現実的なパスの一つと言えます。

どの仕事でも同様ですが、受け身にならず、主体的に「何のためにやるのか?」など、より上流の課題設定から考えられると、選択肢がより広がりそうです。

RPAに限らず、「加熱する足元のニーズ」と「中長期的なキャリアパス」の両方を併せてご検討いただくことをおすすめいたします。

<コンサルティングファームを目指すシステムエンジニア(SE)のキャリアに関する記事>

SEとITコンサルが言う『上流工程』の違いと特色
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/se_cous/02.html

【保存版】エンジニア(SE)からコンサルタントに転職・活躍するまでのAtoZ
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2018/0227/se_cous.html

コンサルファームのエンジニアは結局社内下請けになってしまうのか?
https://www.axc.ne.jp/media/change-jobs-knowhow/Engineertoc

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今回はコンサルティングファームにおけるRPAエンジニアの需要や年収を含めた求人例、入社後のRPAエンジニアのキャリアパスについてご紹介しました。

キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。


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