顧客の人生に関わる、というプレッシャーがやりがいになっています。
(稲橋広将)

システムエンジニアとしてキャリアを積んできた稲橋広将。長い海外滞在の後、アクシスコンサルティングに加わった。大きなキャリアの転換期に、なぜ彼は人材業界を選び、そしてアクシスコンサルティングを選んだのだろうか。

稲橋

旅が好きだった

-大学院を卒業後、大手旅行会社系列の情報システム企業で社会人生活をスタートさせたそうですね。どのような入社動機だったのですか?

大学院では、どっぷりシステムのことを学んでいました。そして、旅も好きでした。高校生の頃から東北や山陰に一人旅をしたり。だから、「システム+旅行」というキーワードで、就職先を選んだんです。

-世界を舞台にした事業ですね。

各国の現地法人には、独自で使用しているシステムがありました。入社後はこれを1つに統合するという、かなり長期のプロジェクトを担当することに。JavaやC言語を使ったシステム開発です。

忙しい日々でしたが、並行して外国で働くという目標もぼんやりと持っていました。大学時代、18歳のときに初めてアメリカに渡って衝撃を受けたんです。その記憶がずっと残っていました。

-そして駐在の話が来ます。入社3年目のことですね。

元々は、その一年前に話が来ていたのですが、システムのカットオーバーが延期になったことで一度立ち消えになってしまったんです。で、もうないかな、と思っていたらまた話が来た。チャンスだ、と思いました。

海外へ

-ちなみに、その当時の英語力は。

まったく。だから勢いだけです、本当に。2005年12月からニューヨークで働きはじめ、翌2月にロサンゼルスへ。8月からはバンクーバーに移って10月まで駐在して帰国。そして、会社を辞めようと思ったんです。

-それはまた、なぜ?

その時点で、再びかなり大規模のプロジェクトをまかされることが決まっていました。自分のキャリアを顧みて、新しいチャレンジをする時期だと思ったんです。

-そして結果的に関連会社に移ることになります。

グループ会社で、お客様という関係ですね。辞めるんです、という話をしたら、うちに来ないかと。そして、2007年5月に再びカナダに飛び、バンクーバー支店で働きはじめました。前回はまだ独身でしたが、今回は半年後に妻が合流しました。

-そこで4年間仕事をします。

基幹システムの運用や周辺システムの開発を主に手がけていました。バンクーバー支店で勤務していたのですが、途中からはアメリカのグループ会社所属となり、カナダだけでなく、北米もカバーすることに。ロサンゼルスやニューヨークに出張にいくこともありました。

いろいろおもしろい経験もできたのですが、一通りやりきったところで、海外はもういいかな、と思いまして。寒いのが苦手なので気候的にカナダは辛い、というのが決定的だったかもしれませんが(笑)。それで日本に戻ろうと。

アクシスとの出会い

-そして帰国。しかし転職活動に苦戦したそうですね。

在職中に同業界で内定を得ていたのですが、帰国のタイミングをうまく合わせられず、取り消しになってしまいました。転職活動の難しさを初めて感じたときです。それで、日本にいないと話が進まないと思って退職。帰国したのが2011年の3月末。震災の影響が続いているときで、なかなかうまくいきませんでした。

困っていたときに、前職の上司にアクシスの荒木田を紹介されたんです。それで転職の相談をしているうちに、気がついたらアクシスに入社していた(笑)。

-大きな転機、しかもキャリアコンサルタントというまったく畑違いの仕事ですよね。どんな気持ちだったんでしょう。

初めて海外で働いたときと同じ。完全に勢いですよね。ただ、荒木田から親身にアドバイスをもらう中で、キャリアコンサルタントという仕事の素晴らしさに気づいて。こういうことを自分でもやってみたいと思ったんです。

もちろん最初はとても大変でしたけど、正直に周りに伝えて、助けを求めて。アクシスはきちんと受け入れてくれる文化があり、なんとか乗り切ることができました。これがもっとドライな会社だったら難しかったかもしれません。

キャリアコンサルタントという仕事

-当時の思い出に残っているエピソードはありますか。

初めて転職を手がけたお客様のことです。かなりハイポジションで入社された方で、決まったときには本当にうれしかった。でも、入社2週間で離職することになってしまい・・・。ショックでしたし、とても反省しました。もっとフィットする場所をご提案できなかったのか、と。今でも忘れられない思い出です。

-稲橋さんと同じように、異職種からキャリアコンサルタントを目指そうとする方もいると思います。稲橋さんはこの職業をどんなふうに受け止めていますか。

やっぱり責任がかなり重いですよね。人の仕事を扱うわけですから。仕事は人生において最も大切なもののひとつ。そう考えると、他人の人生を左右する瞬間に立ち会っているわけです。そのプレッシャーはとてもある。

-苦しいですか。

苦しいですよ、もちろん。でも、とてもやりがいのあることです。そのやりがいが自分の原動力になっています。あとは、いろいろな方とお会いして、お話ができるのは楽しいですね。

将来の自分

-アクシスコンサルティングという会社に対しては。

成長させてくれる環境ですね。そして、守ってくれる。たとえば、代表の山尾は人材紹介業をコアとして、さらに新しいビジネスを展開し、社会に貢献しようとしています。これはアクシスグループを安定させ、社員が安心して働けるようにしたい、という狙いがある。社員を守ろうと考えてくれるなあ、と感じます。

-稲橋さんは五年後、どんな仕事をしているのでしょう。

五年後までにはこの仕事を究めたいと思います。周りのサポートもあってだいぶ成長できましたが、まだまだできると思っています。

加えて、会社全体をより伸ばしていくための、バックアップの仕組みをつくることにも興味があります。これは前職の影響でしょうね。アクシスでも社内システムの導入をリーディングしていますが、こういったことにも、もっと取り組んでいきたいです。

でも、やっぱり今はキャリアコンサルタントとして、顧客の課題を解決していきたい。結局それは、信頼される人になるということなんです。人として信頼できるかどうか。それがこの仕事のすべてだと思っています。

稲橋

週末は子ども中心。3歳の娘と遊ぶのがなによりの楽しみ。家事はついつい妻に頼ってしまうと稲橋は笑う。キャリアコンサルタントは、転職希望者をサポートするという仕事の特性上、どうしても夜が遅くなりがちだが、彼は家族に支えられ、ワークライフバランスを保っている。

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