コンサルティングファームへ未経験で中途転職するノウハウ【営業・企画系・SE別】

コンサルティングファームは人材の流動性が高いことから、業界未経験の方を積極的に採用しています。
今回の記事では、営業、経営企画・事業企画、SEの方向けに、それぞれ業界未経験でコンサルティングファームに転職する方法や、おすすめのポジション・チーム、得られるやりがいなどについてお伝えします。

【目次】

  1. 営業職から目指せるコンサルティングファームのポジションやチーム、活かせるスキル
  2. 経営企画・事業企画から目指せるコンサルティングファームのポジションやチーム、活かせるスキル
  3. SEから目指せるコンサルティングファームのポジションやチーム、活かせるスキル
  4. 未経験からコンサルティングファームへ転職する場合の「志望動機・面接対策」
  5. 営業職からコンサルティングファームへ転職する場合の「志望動機・面接対策」
  6. 経営企画・事業企画からコンサルティングファームへ転職する場合の「志望動機・面接対策」
  7. SEからコンサルティングファームへ転職する場合の「志望動機・面接対策」
  8. 営業職からコンサルに転職したのち、短期間でドロップアウトしないためのTIPS
  9. 経営企画・事業企画からコンサルに転職したのち、短期間でドロップアウトしないためのTIPS
  10. SEからコンサルに転職したのち、短期間でドロップアウトしないためのTIPS
  11. 営業職から未経験でコンサルタントに転職して得られるやりがい
  12. 経営企画・事業企画から未経験でコンサルタントへ転職して得られるやりがい
  13. SEから未経験でコンサルタントへ転職して得られるやりがい

営業職から目指せるコンサルティングファームのポジションやチーム、活かせるスキル

営業経験者が目指しやすいコンサルティングファームの組織は、インダストリーチームです。インダストリーチームは特定の産業における様々なプロジェクトに従事します。

銀行で働かれている方であれば金融インダストリーチームなど、前職と重なる業界であれば、知見を活かせる余地が大きく、採用においても特定業種の深い知見が問われます。
また、実際のプロジェクトで戦略やM&Aなど高い専門性が必要になる場合、ソリューションチームと呼ばれる課題テーマごとに特化したメンバーと協働する形になります。
インダストリーチームのメンバーはソリューションの専門性と自身の業界に関する専門性を組み合わせながら、プロジェクトを推進します。
いきなり戦略策定やM&Aといった専門知識を求められることも少なく、キャッチアップしやすいというメリットもあります。

また、プロジェクトでは、クライアントに対するヒアリングや交渉、プロジェクト成果の報告など、クライアントの窓口がインダストリーの役目になることが多いです。ミーティングにおけるファシリテーションも営業経験者が強みを発揮しやすい部分でしょうか。
営業時代に顧客とのミーティングを数多くこなしてきた方は多いと思いますが、コンサルタントもまたプロジェクトを推進する中で頻繁にミーティングを実施するビジネスです。そのため、会議をスムーズに進めていく能力やリレーションスキルはとても重宝されます。

さらに、マネージャーに昇格するまでは資料作成能力やロジカルシンキングなど論理的な部分が要求されることが多いですが、マネージャー以降は顧客とのリレーションが得意な営業経験者が高いパフォーマンスを残される傾向があります。

参考記事:金融営業からITコンサルへ転職して1年目で身に付けるべきスキル、経験しておくべきこと
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/itconsultant_finance

【20代半ば、大手証券トップ営業からコンサルタントへの転職事例】全く別の業界にキャリアチェンジしてまで追い求めたものとは?
https://www.axc.ne.jp/column/consultant-next-career/12.html

金融営業からベンチャーSE、SIerを経て国内大手コンサルティング会社のマネージャーに。営業と開発、二つの側面を経験した中で身に付けた「調整力」の真意とは?
https://www.axc.ne.jp/column/consultant-next-career/09.html

経営企画・事業企画から目指せるコンサルティングファームのポジションやチーム、活かせるスキル

経営企画・事業企画を経験された方がより活躍しやすい組織として、戦略系コンサルティングファームや総合系のソリューションチームが挙げられます。

戦略系コンサルティングファームは、経営企画・事業企画で取り扱うような企業の中長期的な戦略の支援に取り組むことが多いです。そのため、経営企画・事業企画での知見やスキルがスライドしやすいのが特徴です。

一方、大企業などでは一口に経営企画・事業企画といっても、M&A部門、業務推進室など細かい分野に部署が分かれている場合も多いでしょうか。経営課題・事業課題の中でもピュアな事業戦略ではなく、例えばM&Aやマーケティングなど特定の分野に高い専門性を持っている方は、FASや総合系コンサルティングファームのソリューションチームに入る方が自分のスキルを十分に発揮できるでしょうか。

参考記事:実際、外資と国内、戦略と総合コンサルファームで年収はどれくらい違うのか?
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/firm-annualincome/01.htm

SEから目指せるコンサルティングファームのポジションやチーム、活かせるスキル

SEとして活躍されてきた方については、近年IT・デジタルの絡まない案件がほとんどないことから、戦略系・総合系コンサルティングファームのほとんどの組織に転職することが可能です。SEとして1~2年の経験があれば大手外資系ファームのIT系チームでも採用される可能性が高く、例えばM&Aアドバイザリーを専門に行うFASなどでも、M&Aにおけるデジタル面での支援チームにおいてSEを積極的に採用しており、分野を問わず活躍の余地があると言えます。

また、システム構築経験だけでなく、要件定義やITアドバイザリーなど、上流寄りのシステムプロジェクト経験がある方は、戦略系ファームなどからも需要が高いです。
ポジションやファームによりますので一概には言えませんが、総合系ファームのIT・システムの専門部隊よりも戦略系ファームの方が同じタイトルで100~200万円ほど年収水準が高い傾向にあります。上流フェーズでの経験がある方かつ、年収を重視する方は、戦略系ファームを目指すのもおすすめでしょうか。

参考記事:
【保存版】エンジニア(SE)からコンサルタントに転職・活躍するまでのAtoZ
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2018/0227/se_cous.html

「二次請けSIer・40代エンジニア」のコンサル転職事情について
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/40sier

【未経験からコンサルタントへの転職】年収は上がるのか?ファームの年収・給与体系と未経験からの転職事例
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/consul/money.html

未経験からコンサルティングファームへ転職する場合の「志望動機・面接対策」

前職と類似するスキルがあるとしても、現役コンサルタントのニーズが強いため、内定を得るには志望動機や面接など選考対策が必須です。「未経験」としてある程度共通して言える対策と、それぞれの職種特有の対策がありますので、順番に解説していきます。

まず職種に関わらず、未経験の方がコンサルティングファームへ転職する上で、「志望動機の整理・面接対策」において重要なことは次の3点でしょうか。

①現職の経験がコンサルティングファームで役に立つという具体的な理由の説明
②「コンサルティングファームだからこそ達成できる」ことが明確な志望動機
③キャッチアップすべき点の整理と積極的な姿勢

まず、志望動機・面接双方において重要となるのが、自身の経験・スキルがコンサルティングファームで役に立つことを示すことです。

自身のこれまでの経験を踏まえて、コンサルファームのプロジェクトにおいて「使える」ポイントを整理した上で志望動機を組み立てていきましょう。また、面接においても必ず質問される箇所ですので、相手が納得できる理由を論理的に整理しておくことも、合わせておすすめします。

一方、志望動機においては「コンサルに転職しなければ達成できない」と相手に認識してもらうことが重要です。コンサルティングファームが様々な「企業の多様な課題を解決する集団」であることを土台に、自分がコンサルタントとして達成したいことをまとめてみましょう。「自分のやりたいことが現職で達成できないが、コンサルでなら達成できる」という観点が志望動機になると想定されます。一方で、コンサル転職に限らず、現職を悪くいうことはおすすめできません。「現職でもやりがいを持って成果を出してきたが、コンサルに転職すればさらに活躍できる」というトーンで、現職のキャリアもポジティブに捉えた表現が好まれます。

最後に、キャッチアップすべき点の整理です。ここにスポットが当たるかどうかは面接官によるところが大きいものの、未経験である以上は必ず何かあるはずです。自分の特性とこれまでのキャリアを踏まえて、今後改善すべきポイントと、それをどのように克服していくか明確に説明できるようにしておくと良いでしょう。

参考記事:
コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html

コンサルタントの転職やキャリアアップに有利な資格一覧【IT・MBA・英語・公認会計士まで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/2644.html

営業職からコンサルティングファームへ転職する場合の「志望動機・面接対策」

実は、営業とコンサルでは共通するところが多いです。両者とも顧客と日常的に会話し、必要に応じて会議や提案、交渉などを行います。特に営業において欠かせない、顧客が抱いているニーズや意見を拾い上げて、ビジネスにつなげていく能力は、コンサルティングファームにおいても求められます。
このように、営業として培ったスキルを土台に、コンサルティングファームで活躍できることをアピールすることをおすすめします。

中でも、「コンサルティング営業」と呼ばれるような、顧客のニーズや悩みをヒアリングした上で、オーダーメイドで商品を販売していくような営業スタイルは、よりコンサルビジネスと親和性が高いと言えます。このような営業経験がある方は、現職での自身の事例なども引き合いに出しながら、自身の営業能力がコンサルティングファームで役に立てることをアピールすると良いでしょう。

営業経験者がコンサルティングファームへの志望動機を考える場合に重要な切り口は大きく分けて次の二つです。

①営業=企業の商品販売を促進することが命題であるため、顧客の利益になるとは限らないケースがあること
②自社の商品を軸としたコミュニケーションしか取れないため、顧客に貢献できる範囲に限りがあること

以上のような営業の制限を土台に、コンサルティングファームに転職することで、顧客が抱える様々な課題の解決を行い、ダイレクトかつ幅広い分野で顧客に貢献ができることが志望動機に結びつくでしょうか。

参考記事:転職面接で「学歴はいいが、コミュニケーション能力で懸念が残る」と言われる人には何が足りないのか?
https://www.axc.ne.jp/ccc-communication-ability

経営企画・事業企画からコンサルティングファームへ転職する場合の「志望動機・面接対策」

経営企画・事業企画の場合、対象は「自社」ではあるものの、様々なビジネス課題を解決してきた実績がある点が大きな強みになります。「課題を解決する」ことはコンサルティングファームの本分であるため、企画系の働き方がコンサルティングファームにも活きるケースは多いです。

最も理想的であるのは、M&Aや経営・事業戦略、中期経営計画の策定など、戦略系を中心にコンサルティングファームでしばしばプロジェクト課題となるような分野での経験があることです。これらの分野に関する社内プロジェクトに参画し、自分がどのように貢献したのかを説明できれば、他の未経験からの候補者と比較して大きなアドバンテージとなるでしょう。

これに当てはまらない方でも、「自社におけるどのような課題があり、自身はどのように解決に貢献したか」をまとめることが重要です。課題を見出し、プロジェクトの中で解決していくことが、コンサルティングファームの基本であるためです。

一方、志望動機については「自社の経営・事業課題」にしか携われないことを土台とするがセオリーでしょうか。コンサルティングファームであれば、自身のこれまでの経験をもとに、様々な顧客企業の課題に取り組むことができます。この点を切り口に、コンサルティングファームであれば、様々な業界の課題解決を通してさらに高いレベルで社会全体に貢献できることをアピールするのが良いでしょうか。

参考記事:経営企画からコンサルタントへのキャリアパス事例【転職成功ポイントは『伝え方』】
https://www.axc.ne.jp/column-career-change-case/2011/0607/433.html

戦略コンサルの【ケース面接】における注意点と落とし穴
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2014/0414/2227.html

SEからコンサルティングファームへ転職する場合の「志望動機・面接対策」

SEの方の場合は、自身のIT・デジタル分野のスキルが大きな武器になります。IT化、DXなど、現代では多様な経営課題に対してIT・デジタル面からの解決が図られます。システム導入・構築といったIT系プロジェクト以外にも、プロジェクトチームを組成する場合、ITの知見があるメンバーがアサインされるケースは多く、アベイラブルになりにくいという声もあります。

採用においては、指示通りにシステム構築等を行うのみならず、自身がプロジェクトの課題の解決方法を策定するような上流寄りの経験を積極的に面接の場などで紹介しましょう。
現職においてSEとして、自身のスキルを活用してできる限り上流の課題を解決してきたかを示し、コンサルティングファームでも様々なプロジェクトにおいて役立つことをアピールするのが第一です。

コンサル転職において一見有利に見えるSEの方が、落とし穴にはまりやすいのが志望動機です。実質的にSEと働き方が近いIT専属のチームなどを除き、多くのコンサルティングファームでは指示通りにシステム構築ができることをコンサルタントの働き方として求めているわけではありません。
自身の知見をもとに、企業のあらゆる課題に対し、ITの方向性から解決策を提示し、また実行するまでサポートしてくれる存在が、コンサルティングファームが求めるIT人材です。

従って、単に「ITのスキルをもとにプロジェクトで必要なシステムの構築などを行う」というだけでなく「SEの領域から飛び出して、顧客の様々な課題解決に貢献する」スタンスが重要です。
ITの知見を土台としながらも、あくまでコンサルティングファームが求める人材は「顧客の課題解決に貢献してくれる人」であることを忘れないようにしましょう。

参考記事:【転職事例】28歳大手メーカーSEから戦略コンサルタントへ〈転職のきっかけ、面接対策、現職の課題について〉
https://www.axc.ne.jp/column/career-change-case/consultant-next-career/02.html

営業職からコンサルに転職したのち、短期間でドロップアウトしないためのTIPS

人材の流動性が高いコンサルファームでは、活躍できずに短期間で辞めていく方も数多くいます。
特に未経験からチャレンジする方は、コンサルティングファーム特有の働き方などに適応できず、数カ月でドロップアウトしてしまう方も少なくありません。ここでは、未経験からコンサル転職後に短期間でドロップアウトせず、順調にキャリアを築くためのポイントを解説いたします。

営業経験者がコンサルティングファームで活かせる強みに、特定業種における専門知識と顧客とのコミュニケーション能力が挙げられます。一方で、コンサルとしての課題に対する取り組み方、解決策の策定に至る考え方についてはキャッチアップが必要でしょう。

この点を踏まえた時に、入社後まず大事なのは初めてアサインされるプロジェクトです。コンサルティングファームの評価はプロジェクトに対する貢献の積み重ねによって形成されるものであるため、入社した最初から適切なプロジェクトにアサインされ、一定の貢献を見せることが大事です。

その時、無理にハードルが高い、もしくは自分に知見のないプロジェクトに飛び込んでいく必要はありません。そのようなチャレンジ精神は、選考の場面ではポジティブに働く場合もありますが、コンサルティングファームの評価で必要なのは「姿勢」よりも「実績」です。従って、自分の前職に近い業種で、かつITなど専門外の知見を必要としないプロジェクトを見出し、アサインしてもらうことが大切です。

最初のプロジェクトで貢献できるかどうかは、とりわけ営業出身者においては重要ですが、ここを乗り切れば、少しずつ自身の守備範囲を広げ、課題解決の能力を培っていくことで、次第にプロフェッショナルのコンサルタントとして昇華していくことが可能です。

また、転職時に「タイトル・年収」を追求しすぎないことも大事です。コンサルティングファームでは、とりわけタイトル・年収に応じて要求水準がダイレクトに比例します。プロジェクトごとに予算が策定され、その予算に見合ったタイトルを持つメンバーがアサインされるため「予算に見合う働き」が徹底的に要求されます。

そのためスタートから、無理にタイトル・高年収を追求してしまうと、慣れないうちから高い成果を出す必要があるため、短期間に破綻しドロップアウトするリスクが高くなります。

経営企画・事業企画からコンサルに転職したのち、短期間でドロップアウトしないためのTIPS

経営企画・事業企画の出身者においても、やはりファーストプロジェクトの選択は大事ですが、営業と異なり「業種」に加えて「ソリューション内容」にこだわることをおすすめします。

経営企画・事業企画から転職した方が、長期的に活躍していく上では、二つの方向性が考えられます。
一つは、特定のソリューションに対する専門性を深めながら、様々な顧客企業の課題を解決していく方法です。M&Aや財務戦略・経営戦略などの分野は常にコンサルティングファームに依頼が寄せられるプロジェクトテーマです。このようなコンサルティングファームにおける重要分野については、どちらかといえば業界知識よりも特定のスキルに重きが置かれるため、前職のスキルを活かして、充分に活躍していく余地があります。
自分が強みとする領域のプロジェクトに参画することにより、さらに専門性を磨いていくべきでしょうか。

その意味では、戦略系やソリューションチームなどで、前職の業務内容と照らし合わせて特に親和性の高いコンサルティングファームに入社することも、順調に活躍していくための施策となるでしょう。

参考記事:事業会社の経営企画からコンサルタントへ転職|失敗しない3つのポイント
https://www.axc.ne.jp/column-career-change-case/2011/0607/433.html

SEからコンサルに転職したのち、短期間でドロップアウトしないためのTIPS

未経験者の中でも、入社後すぐにプロジェクトにてバリューを発揮しやすいのがSE経験者でしょうか。ダイレクトにシステム関連のプロジェクトではなくとも、ITの知見が絡むコンサル案件は多数存在します。

SE出身者の場合、活躍する上で重要な局面はむしろ、いくつかプロジェクトを経てプロモーションなども見えて来るタイミングでしょう。当初はITの知見を活かしてうまく課題解決に貢献していたものの、回を重ねることにITにとらわれない課題へのアプローチが求められるようになります(ただし、システム関連の専属部隊の場合はこの限りではありません)。

プロジェクトによっては、ITの活用余地を分析した上で、敢えてIT以外のアプローチが求められるシーンも考えられます。
SE出身者がコンサルファームで長期的に活躍していくためには、プロジェクトごとにIT・非ITを柔軟に判断し、どちらのタイプのプロジェクトにも柔軟に対応していける守備範囲の広さを獲得することが求められます。

参考記事:「戦略ファームの役員になれる」ITコンサル、「システム屋で終わる」ITコンサル
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/itconsultantst

コンサルファームの「データサイエンティスト職」へのよくある質問・不安と回答例
https://www.axc.ne.jp/media/change-jobs-knowhow/DS

30代・大手事業会社・SIer出身のシニアコンサルタントがハマりやすいポイント
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/30siersc

営業職から未経験でコンサルタントに転職して得られるやりがい

未経験からコンサルファームに転職する場合に得られるやりがいについて、職種に限らず共通して言えるポイントとして、

✔前職で培ったスキルをプロジェクトの課題解決にうまく活かせる
✔コンサルならではのプロジェクトのダイナミズムを面白いと感じ、また課題を解決した際に達成感を得る

などが挙げられます。

コンサルティングファームでは顧客企業が抱えている課題の解決を常に求められます。コンサルでいう「プロジェクト」とは基本的に顧客企業が抱える何らかの課題を踏まえて立ち上げられており、顧客企業が結果に満足すれば、プロジェクトは成功となります。

以上を踏まえた時、営業経験がコンサルプロジェクトを進める上で役立つ部分は数多くあります。
例えば、クライアントと会って、ニーズのヒアリングやプロジェクトに関する折衝、プロジェクトの成果の発表などは、クライアントとのコミュニケーション力が重要になります。

営業時代に、顧客に対して多数の提案や交渉をおこなってきた経験が、プロジェクトを進める糧となるでしょう。これらの営業経験がコンサルプロジェクトで役立ち、バリューを発揮できることが、大きなやりがいにつながるという方が多いです。

また、営業は多くの場合、長期間にわたり特定の製品、特定の顧客に相対するケースが多いです。必然的に顧客のニーズ、解決策とも同じような分野になり、中にはルーティンに近い退屈なものと感じられる方もいます。
その点コンサルティングファームは、大半が数カ月のプロジェクトごとにクライアントも課題となるテーマも様々です。幅広い顧客・分野の課題に取り組み、また解決に貢献できる環境はチャレンジングで、やりがいも大きいと言えるでしょう。特に大手ファームでは東証一部上場の年間売上5,000億以上のクライアントがメインなため、関わったプロジェクトが世の中の大きなニュースとして話題になるケースも珍しくありません。

経営企画・事業企画から未経験でコンサルタントへ転職して得られるやりがい

経営企画・事業企画といった企画職もまた、現職の経験をコンサルティングファームのプロジェクトに活かすことが可能です。
実際に、経営企画・事業企画として関わる業務は、コンサルティングファームにおける戦略領域の案件と似通っています。

経営企画・事業企画が業務で扱う分野の例
✔全社事業戦略
✔マーケティング戦略
✔新規事業戦略
✔中長期経営計画
✔M&A
✔組織改変

自分の得意分野を活かして活躍できることそれ自体が、大きなやりがいにつながるでしょうか。

加えて、「”様々な”企業の経営・事業課題の解決に貢献できる」という点がやりがいに繋がる方が多い印象です。
経営企画・事業企画で相対できる課題は、当然のことながら、自社の経営・事業課題だけになります。一方で、コンサルティングファームでは様々な顧客企業の様々な課題に取り組むことが可能です。企業・業種が異なれば経営・事業課題も様々です。より多様な課題にチャレンジし解決に貢献することに対して、経営部門・事業部門の業務以上に大きなやりがいを感じる方は多いと言えます。

また、自社ではなく顧客の経営課題に取り組み、コンサルフィーを得ていることから同じ戦略プロジェクトでも、「解決の要求水準」が高いことから、経営企画・事業企画の時代より徹底的に課題に取り組み、解決させることに充足感を得る方も多いようです。

SEから未経験でコンサルタントへ転職して得られるやりがい

IT化・デジタル化はコンサルティングファームにおいても近年重要な分野となっています。IT系コンサルティングファームはもちろん、現代では戦略系も、総合系もIT・デジタル分野からのアプローチを通じて顧客の課題を解決するプロジェクトを多数抱えています。

このような状況のため、IT・デジタルに素養のあるSEが活躍できる場は豊富にあります。ファーム内における存在価値も高く、ITに関する知見を活かしてプロジェクトの推進・解決に貢献できる場も多いため、やりがいにつながる場面は多いでしょう。

さらに、IT関連のプロジェクトにコンサルティングファームとして参画する場合、プロジェクトマネジメントなど上流領域の役割を果たすケースが多いため、SIerなどに在籍している際には、コンサルティングファームやクライアントの指示・依頼に従って作業するケースが多かったかもしれませんが、プロジェクトマネジメントとして、自ら課題に対する解決策を考え、それをシステムとして実現させる立場に立てます。「SE時代より能動的に課題に取り組み、解決につなげていく立場でプロジェクトに参画できた」などのやりがいを感じられる方が多いです。

参考記事:コンサルファームのエンジニアは結局社内下請けになってしまうのか?
https://www.axc.ne.jp/media/change-jobs-knowhow/Engineertoc

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>コンサルへのキャリアに関する記事

コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html

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今回の記事では、営業、経営企画・事業企画、SEの方向けに、それぞれ業界未経験でコンサルティングファームに転職する方法や、おすすめのポジション・チーム、得られるやりがいなどについてお伝えしました。

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